『 緊張しないようにとすればするほど緊張してしまう。』
『 眠ろうとすればするほど目が覚めてしまう。』
『 気にしないようにしようとすればするほど気になってしまう。』
このように何とかしようと努力すればするほど、逆の結果に陥ってしまうということはないでしょうか?
これを心理学では『努力逆転の法則』と言います。
この法則では、以下のように言われています。
“意志の力”と“想像力(イメージ)”が相反したときは、“想像力(イメージ)”が勝つ。
“意志の力”で努力すればするほど“想像力(イメージ)は強くなって、その意志の努力とは反対の結果になる。
あなたも経験から何となくわかるのではないでしょうか?
もしそういった悪循環に長く陥ってしまった時、適当に諦められれば楽になれるのでしょうが、なかなかそうはいかなくなります。
また“逆説的思考”と言って、いわゆる開き直って『緊張するならすれば良い』『眠れないなら一日くらい眠らなくても良い』『気になるなら気にさせておこう』と思えれば楽になれるのでしょうが、これもなかなかそうはいかなくなるものです。
そんな時は、心理的背景として無意識的な不安や葛藤があることが多いです。
ただ、こういう法則があることを頭に入れておくだけでも、あなたは不毛な努力を繰り返していることに気づいて、少しは心が楽になったり変わっていけたりする“きっかけ”になるのではないでしょうか。
【カウンセリングご希望の方へ】
“ひとり”で悩まないで、ご相談下さい。
ご一緒に、お悩みやその問題と向き合っていきましょう。
心が楽になって、“なりたい自分”にきっと変われるはずです。