人はネガティブなムード(気分)になっている時、目の前の状況の解釈をネガティブに捉えがちになります。
すると自己評価は低下し、また主観的な評価がネガティブな体験を引き寄せがちになります。
例えば、悲しい気分にある時、悲しみと関連した内容が連想されやすくなり、悲しみと一致する方向へと解釈や評価が変わり、悲しみに関連する事柄に注意が向くようになっていきやすくなります。
これはネガティブなムード(気分)だけでなく、喜びといったポジティブなムード(気分)でも同じことが当てはまります。
この現象を認知理論では、【ムード(気分)一致効果】と呼びます。
ちなみに“うつ状態”になると、ネガティブな内容ばかり思い出したり、注意が集中してしまったりという、脳や心の状態に陥ってしまいます。
ですから健康な時に、ネガティブなムード(気分)の悪循環に陥らないために、早い段階で意識的にスポーツや散歩などの気分転換をすることは、とても理に適っていることだと言えるのです。
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