相手や環境の問題まで自分が悪いと感じてしまう
心理カウンセリングでお話を聴いていると『自分が悪い』と何でも結びつけてしまい辛いと話すクライアントさんがいます。
そこまでそのクライアントさんに責任は無いし、相手や環境の問題まで自分で抱え込んでしまっていると感じるケースになります。
認知行動療法的には『自己関連付け』という認知の歪みを持っていて無意識に習慣化されていると言えます。
心理的背景とその特徴について
心理的背景には子供の頃に両親のケンカが絶えなかった人や虐待にあった人、親や周りの人が急に不機嫌になるような環境にいた人、生まれもった気質でHSP傾向のある人などは、他人と自分との心理的境界線がはっきりしていなくて過敏に反応してしまう結果、他人の感情や行動の責任・環境の問題まで自分が悪いとか自分の問題と思ってしまう傾向があります。
そういったクライアントさんは自分主体ではなく他人主体で生きてきた時間が長いことが多く、自分の本当の想いや欲求がそもそもはっきり分からなかったり、分かっていても言動に移すことに強い罪悪感がある人が多く「気にしないように」といった簡単なアドバイスで改善するような話ではありません。
カウンセリングでは自分主体のあり方へと変われるようサポート
過去に心に傷を負ってきた人はその当時の自分を救ってあげるようなアプローチをすると共に、今現在起きていることに対して自分の問題と他人や環境の問題を分けていく練習をカウンセリングではしていきます。
生まれ持った気質でHSP傾向のある人は自分の特性を理解すると共に受容しながら、やはり今現在起きていることに対して自分の問題と他人や環境の問題を分けていく練習をして対処方法(コーピング)をいくつか身に付けていくことが大切になります。
いずれのケースでもそのプロセスを一緒に歩んでいくことで心の力や社会的スキルがつきますし、『自分は自分でいい』といった安心感や自信を強めていく所謂アイデンティティを段々と確立していくことができます。
心理カウンセリングではクライアントさんそれぞれの心理的事情をよく考慮しながら、段々と自分自身の心の中で自分を主体としたあり方へと変われるようにサポートして行きます。
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【カウンセリングご希望の方へ】
“ひとり”で悩まないでご相談下さい。
ご一緒にお悩みやその問題と向き合っていきましょう。
心が楽になって“なりたい自分”にきっと変われるはずです。