自己表現がうまくいかない2つのタイプ

非主張的タイプと攻撃的タイプ

自己表現がうまくいかないタイプには大きく2つあります。

1つは、自分の気持ちや考えをきちんと表現していない非主張的タイプ。

2つは、自分の気持ちや考えを相手に押しつけがちな攻撃的タイプです。

2つのタイプの心理的特徴

非主張的タイプの心理的背景には自尊心の低さや相手にどう思われるのかという不安があり、具体的には消極的態度から自信が無さそうで声が小さかったり言い訳けがましくなったり、何より自分が本当に伝えたい内容をはっきり言えないのが特徴です。

対等(フラット)な関係性ではなく相手より下のポジションへ降りてしまう上に本当に言いたい内容をはっきり伝えていないため、自分の気持ちや考えは取るに足らないことだと結果的に相手に対して自ら表明していることになってしまいます。

攻撃的タイプの心理的背景には自己中心的なところがあって主導権を握って相手より優位に立とうとする意識があったり、逆に自分の気持ちや考えはそのまま受け入れられないのではという怖れから攻撃的になる人もいます。

一見して自己表現がよくできていると思われがちですが、相手への配慮が足りずにお互いの関係をギスギスさせたものにして結局は本当に伝えたい内容は相手にきちんと伝わらず自分にとってもマイナスになります。

アサーティブな自己表現を目指そう

日々のコミュニケーションは関係性に大きく影響を与え、夫婦や家族・仕事仲間や友人との人間関係がうまくいかなくなる大きな要因となりますから注意が必要です。

そもそも自分の本当の気持ちや考えを表明する権利は誰にでもあるものです。

またお互いの考え方や意見に違いがあることを認めて尊重できれば、自分もOKで相手もOKなコミュニケーションが可能なはずですね。

このサイトでは何度も伝えていますが、それが自分自身も相手も尊重した適切な自己表現の仕方であるアサーティブな自己表現になります。

心理カウンセリングでは根本的な心理的要因の改善をしながら、実践的なアサーションスキルについてもご一緒に取り組んでいきます。

アサーティブな自己表現についての参考記事

アサーションは自分も相手も尊重した自己表現

自分も相手も尊重したアサーションスキルを使って見よう

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