感情

気分の落ち込み(うつ)から回復する

喪失体験による悲しみの回復プロセス3

さらに前回の続きで喪失体験による悲しみの基本的な回復プロセスの後半の2段階を見ていきましょう。それは③回復していく段階、④通常の生活へ戻る段階になります。その2つの段階の説明と注意点、また回復が思わしくない時について述べていきます。
気分の落ち込み(うつ)から回復する

喪失体験による悲しみの回復プロセス2

前回の続きになりますが喪失体験による悲しみの回復プロセスを見ていきましょう。ここでは簡単に分かりやすく4段階で説明していきます。最初の2段階は①ショックと否認の段階、②絶望感と悲しみの段階になります。その2段階の説明と注意点について述べていきます。
気分の落ち込み(うつ)から回復する

喪失体験による悲しみの回復プロセス1

親や配偶者など大切な人との別れ、存在の大きかったペットとの別れといった喪失体験は、ずっと立ち直れないと感じる程の悲しみや身体の不調に襲われるものです。しかしそれ程の悲しみでも人は段階的なプロセスを経て心身共に回復してくるものです。ここでは分かりやすく4つの段階で見ていきましょう。
カウンセリングを受ける

カウンセリングで同じ話を何度してもいい

カウンセリングのセッションで何度も同じ話をすることを躊躇される人がいます。ですがそれは必要なプロセスであることがほとんどで、何度同じ話をしてもまったく構いません。それには理由があって、そこにある感情に大きなしこりがあってほぐすのに時間や回数が必要なのです。
気分の落ち込み(うつ)を理解する

心のやわらかさを失い動きがなくなる

カウンセリングでお話を聴くと気分が落ち込み抑うつ状態になっている人、長い間お悩みになっている人は心のやわらかさを失ってその動きがあまり感じられません。たとえ心の動きがあったとしても、同じところをグルグル回ることを繰り返しいるような硬直した感覚しか伝わってこないのです。
こころにプラスな本

書き込みながらこころが晴れる|心にプラスな本

ものの見方や受け取り方を変えて楽に行動できるようになる、不安や鬱にとても有効な認知行動療法(CBT)を自分自身で身につけていく助けになるお勧め本です。こころが晴れるノート(うつと不安の認知療法自習帳)認知療法で有名な大野裕先生の本です。 
心と体を楽にするスキル

認知のゆがみに気づく⑦感情的決めつけ

極端なものの考え方や受け取り方を鬱や不安症に有効なアプローチである認知行動療法では“認知のゆがみ”と呼びます。今回はネガティブな感情を抱いて客観的な事実と区別できなくなる“感情的決めつけ″で、これはネガティブ感情で感じていることを事実を裏付ける証拠と思い込み決めつけてしまう思考パターンを言います。
ご家族の方のために

叱る時の3点セット

シンクロナイズドスイミング指導者の井村雅代さんの指導方法について、選手を叱る3点セットがある紹介されていました。叱る相手の悪いところを具体的にと指摘する。その悪いところを改善する方法を指導する。そこが直ったかどうかOKかNGかをきちんと伝える。以上の3つだそうです。
ご家族の方のために

“怒る”と“叱る”の違い

「怒り」というのは自分が掲げている目標と現状との間に大きなギャップがあり、そのギャップを埋めるための打つ手が見つからない時に出る感情だと本で読んだことがあります。一方で「叱る」は相手の行動を改善する必要がある時、それを指摘あるいは要求する行為になります。
心と体を楽にするスキル

自尊心を上げる3つのスキル②

自尊心を上げていくための3つのスキルの今回は2つ目です。それは他人との関係において不必要に自分のポジションを下げないことです。できたら対等や並行な関係が理想ですが少しずつそのポジションへ上がっていけば良いです。ポジションを下げてしまう言動とは…
心と体を楽にするスキル

自尊心を上げる3つのスキル①

自尊心を上げていくための3つのスキルを簡潔に紹介していきます。まず一つ目は、たとえ言動に移せなくても自分のことは少なくとも心の中で優先することです。自分のこととは自分の気持ち・欲求・感覚のことで、まずきちんと認識していないと優先できません。
ACからの回復のために

つらいのにニコニコしてしまう

本当はつらくて悲しい話をしているのになぜか相手に伝わらない。こういうケースではその時の話している表情は無意識にニコニコしてしまっていたり平気なフリをしてしまっていることが多いです。これを精神分析では心的防衛の一種である“反動形成”と呼びます。
気分の落ち込み(うつ)を理解する

自分と悩みごとの距離感

自分と悩みごとの距離感は人によって違いがあります。ここで言う“悩みごと”とは気がかりや心配ごと、それに関する気持ちの流れなどを指します。それらが大きくなると不安や恐怖・恐怖などの感情が強まり、自分と悩みごととの距離は近くなりすぎてしまいます。
ACからの回復のために

愛情を受け取れない人②(受け取るのは条件付きで与えるが過剰)

今回は愛情を受け取れない人のもうひとつのタイプです。それは愛情を与えることはできるのですがそれが条件となっていて与えないと愛情をもらえないと認識しているタイプです。つまり無条件に愛情を受け取ることができないのです。 つまり、無条件に愛情を受け取ることができないタイプです。
ACからの回復のために

愛情を受け取れない人①(エネルギー交換が乏しくこもりがち)

カウンセリングでお話を聴いていると“愛情を受け取れない”というタイプの人がよくいます。私見ですがこの“愛情を受け取れないタイプ”はさらに2つのタイプに分かれます。まずひとつは愛情を受け取れないし反対に与えることもできず独りでこもりがちになってしまうタイプです。