喪失体験による悲しみの回復プロセス3

さらに前回の続きになります。

『喪失体験』による悲しみの基本的な回復プロセスの後半の2段階を見ていきましょう。

③回復していく段階

悲しみは引きずっているものの客観的に物事を見られるようになってきて、現実を次第に受け入れながらその痛みと一緒に生きていこうとしていきます。

大切な人やペットがいない環境にも徐々に慣れてきて少しずつ回復していきます。

④通常の生活へ戻る段階

文字通り通常の生活へ戻って行く段階です。

失った大切な人やペットのことを良い思い出として気持ちを整理しながら、その思い出と一緒に生きていこうとしていきます。

以上の後半の段階になると、周りの人のアドバイスなどを受け入れられるようになってきます。

前回書いた前半の2段階では、本人は周りの人の言うことを受け入れるのは難しいことが多いので、周りの人はアドバイスや意見を控えめにして温かく見守ることを基本にした方が良いでしょう。

今は嘆き悲しんでいてもやがて心の傷は癒えて、その痛みと一緒に生きていける時は必ず来るもの。

悲しみの強さと長さには個人差はあるものの、悲しみからの回復プロセスを経て心身は回復していくので今回の記事を参考にして見て下さい。

※ ただし途中の段階で止まってしまい回復が思わしくなく辛い場合は、メンタルクリニックの医師に相談するか心理カウンセリングを利用して見て下さい。

★応援ありがとうございます。さらなる情報提供の励みになります。
人気ブログランキングへ

【カウンセリングご希望の方へ】
“ひとり”で悩まないでご相談下さい。
ご一緒にお悩みやその問題と向き合っていきましょう。
心が楽になって“なりたい自分”にきっと変われるはずです。

タイトルとURLをコピーしました