カウンセリングのセッションで何度も同じ話をすることを躊躇される人がいます。
ですがそれは必要なプロセスであることがほとんどで、何度同じ話をしてもまったく構いません。
同じ話を何度もしたくなるのは理由があって、そこにある感情に大きなしこりがあってほぐすのに時間や回数が必要なのです。
またショックを受けて混乱している場合にも、その混乱から落ち着いて整理をつけていくためにも時間や回数が必要になります。
とくに大切な人を亡くしたといった喪失体験から回復するプロセスには、同じ話を何度もする必要性や意味合いをよく感じます。
そういったケースではもちろん悲しみを繰り返し表現するクライアントさんが多いのですが、実はその悲しみが出る前にやり場の無いイライラや怒りを繰り返し表現されるクライアントさんも多くいます。
それにはきちんとした心理的な理由があるのですが、いずれにしても家族など周りの人が何度も同じ話を聴くのは難しいですし、本人も悪いと思って我慢して話さないようにしてると、感情の流れが滞って場合によっては抑うつ状態になってしまう危険性もあります。
ですから辛い時は同じ話を何度しても良いですから、自分の心のケアのために宜しかったら専門的な知識や聴き方を身に付けているカウンセラーを頼って見て下さい。
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心が楽になって“なりたい自分”にきっと変われるはずです。