つらいのにニコニコしてしまう

本当はつらくて悲しい話をしているのに、なぜか相手に伝わらない。

そして相手からは「あなたなら大丈夫よ」とか「あなたは強いから平気よ」などとガッカリするような事をよく言われてしまいませんか?

自分の中では全然大丈夫ではないし、決して強くないから伝えているのに。
でもなぜか伝わらない。

こういうケースでは、その時の話している表情は無意識にニコニコしてしまっていたり平気なフリをしてしまっていることが多いです。

つまり、つらくて悲しい気持ちを伝える時に表情は話している内容とは逆の表情であるニコニコや平気なフリをしてしまう習慣がついてしまっているのです。

これを精神分析では“反動形成”と呼びます。

人は自分の心を守るため様々な心的防衛をするのですが、その一つと言われています。

“反動形成”ばかりの心の防衛をしていると、自分のことを認めてもらっている感じがしませんし相手からも誤解されてしまうことが多くなります。

他人に対しても自分自身に対しても不満や不信感が増してきますし、コミュニケーションや関係性もギクシャクしがちになります。

ニコニコや平気なフリをしてしまう習慣は幼い頃の家庭や学校などの環境が関係して、たとえば両親の仲が悪い緊張感を緩めるために…とか、学校でのいじめから自分の心を守るために…といったことから形作られることが多いです。

カウンセリングではそういった心の背景を考慮しながら、自分自身にとって適切で楽な自己表現やコミュニケーションができるようにサポートしていきます。

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