「〜あるべき」「普通は〜だろう」といった【ゆずれない価値観】
前回は、イライラを自己コントロールするために知っておきたいキーワードが4つあると書きました。
前半の2つはよくある一般的なパターンで、後半の2つは心理面が深く関係するカウンセリングでもよくテーマになるものになります。
それでは、まず1つ目です。
自分にとって「〜あるべき」「普通は〜だろう」といった【ゆずれない価値観】の範囲を超えた時に人はイライラします。
例えば、待ち合わせは5分前に着いているべき、メールは普通2日以内に返信するだろう、言わなくても察するのが当たり前などです。
このパターンは自分自身に正当性があると思い込みがちで、イライラする原因を相手や出来事のせいにしがちです。
しかしそれはあくまでも自分の中の【ゆずれない価値観】であって、相手は同じような価値観を持っていないことも多いですし、もっと大きく捉えると国や文化によって常識や習慣が違ったりします。
自分の価値観を自分自身が客観的に捉えてみる
ですからこう捉えると、イライラしているのは自分の中の問題と言えます。
当然「〜あるべき」「普通は〜だろう」といった【ゆずれない価値観】を多く持っていたり、その許容範囲が狭い人はイライラしやすくなります。
このように自分の持っている価値観を自分自身が客観的に捉えられると、それほどイライラする必要のあることなのか一度立ち止まることができてそのイライラを減らすことができます。
また余裕のある時に相手や周りの人に自分のゆずれなくなってしまう価値観を伝えたり話し合ったりしておけば予防することもできるかも知れません。
さらに自分自身の中にどんな【ゆずれない価値観】があるのかを洗い出して見て、許容範囲を意識的に広げてみようとするのも大切かも知れませんね。
※次回へ続きます。(イライラを自己コントロールする2つ目)
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