自ら下のポジションに身を置いてしまう
相手との関係性には対等(フラット)な関係と上下関係があります。
ここで言っているのは組織での役職の関係性ではなく、夫婦やプライベートなどの人との関係性を指しています。
例えばご夫婦のカウンセリングをしていてそのコミュニケーションを観察していると、どちらかが本当に言いたいことを我慢しているような上下の関係性が出来上がっている場面に出会うことがあります。
上のポジションに立とうとする人の方が支配的な場合もありますが、実は言いたいことを我慢してしまう人の方が自ら下のポジションに身を置いてしまう場合が多くあります。
下のポジションへ身を置かざるを得ない心理的事情
その人の中にある理由を詳しく聴いていくと、強いコンプレックスを抱えていて相手に引け目を感じていたり、自己否定が強く自分は意見する資格がないと思っていたり、幼い頃より自己存在の肯定感が薄く自尊心が低かったりする事情が認められます。
つまり相手との関係性で自らを下のポジションへ身を置かざるを得ない心理的事情があると言えます。
実際にそのことは心地良くなく辛いのだけれど、自信もなく心の力も弱いので楽な下のポジションの方が自分も安心したりするのです。
心理カウンセリングで自分のポジションを上げていく
では相手とフラットな関係性になれるよう、どう自分のポジションを上げていくかですね。
まずは自らが下のポジションに身を置いてしまっている事実に気づくことが大切だと思います。
そして心理カウンセリングでは相手との関係性において自分自身を対等(フラット)なポジションへと身を置けるようにアイデンティティーを確立していくと共に、実際のやり取りである具体的なコミュニケーションもアドバイスしながら変えていきます。
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