心が回復しない場合に潜む“疾病利得”

“疾病利得”という言葉を聞いたことがありますか?

文字通り、病気でいることがその人にとって何らかのメリットがあり、なかなか回復や改善しないケースで、援助者側が使う言葉です。

具体的な例を広い意味で挙げると…、

「上手に甘えられない人が、ヒステリー症状で歩けなくなり家族に甘えている。」
「子供が不登校になることによって、仲の悪い両親の関係を良く保つ働きを無意識にしている。」
「目の前の厳しい現実に対して、自分が傷つかないようにうつ状態や心身症になって現実から逃避する。」など。

心理的な症状やお悩みでは、少なからずあることなのです。

しかし、本人は意識できていないことが多いのです。
ですから、決して責められる話でもありません。

また、本人が薄々気づいていても、その変わり方が分からなかったり、周りから指摘されて傷ついてしまっているケースもあります。

心理カウンセラーはカウンセリングの場で、そこにある変化への不安や怖さに共感し、また周りの人たちとの関係性なども考慮に入れて、本人が安心して前へ進めるように導いていきます。

心がなかなか回復しない場合には、“疾病利得”を考えて見ましょう。

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