納得していない諦め
前回は、生きづらさを抱えている人の中に「どうせ私なんか」という想いや観念が強い人がいること、またその心理的要因について述べました。
「どうせ私なんか」という想いや観念は、決して納得していないネガティヴな諦めです。
それは当然なことで、たとえ生育過程で愛情やプラスのストロークを貰える機会が極端に少なかったとしても、誰でも本当は与えられる存在であり受ける資格がある存在だからです。
しかし、ずっとそのような環境の中にいると「どうせ私なんか」という想いや観念はいつの間にか強まってしまいます。
愛情をうまく受け取れない
そしてそうなると、たとえ愛情やプラスのストロークを与えられる機会があっても受け取ることがうまくできなくなります。
元々貰える機会が少なかったのですから受け取り方もよく分からないのです。
気がつかなかったり実感がなかったり、貰えると逆に心地が悪く自ら拒否してしまうようなこともあります。
愛情を受け取る練習をして「私だって」に変える
心理カウンセリングではそこをサポートしていくのですが、まずは意識して愛情やプラスのストロークを受け取る練習をしていくことが大切です。
日常の挨拶や会話の中にも小さくてもそういった機会は意外に多くあるものです。
そして、やがて「どうせ私なんか」を「私だって」に変えていけると良いですね。
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心が楽になって“なりたい自分”にきっと変われるはずです。