子供の問題での親の相談ケース
心理カウンセリングでは家族の悩みはよくあるご相談です。
その場合、お子様に症状や問題があってまず親がご相談に見えるケースがよくあります。
そしてお話を聴くと、ご両親様(とくにお母様)が自分達の責任で子供がこのようになったのではないかと自らを必要以上に責めていることがよくあります。
日本では昔から「子どもが問題を起こす責任は親の育て方にある」という独断的な風潮があります。
必要以上の原因探しや悪者探しはかえって苦しむ
実際には特定の誰かのせいではなく様々な要因が重なって問題が起こり、さらにその問題が悪循環の中で固定化されるものです。
場合によっては家族の成員それぞれ善意の言動にも関わらず、家族関係の中で誤解やコミュニケーションのズレが生じて問題に至ってしまうことすらあります。
例えば、親が子供を傷つけないようにあえて触れないようにしていた話があることが、子供にとっては逆に水臭い関係性を意識してしまい苦しみ、その事が他の問題と絡み合って不登校という大きな問題に発展してしまったり…
ですから何とか問題解決しようとする気持ちは大切ですが、必要以上に原因探しや悪者探しをするとかえって苦しむことも多いです。
たとえ原因がはっきりわかったとしても、その原因を絶てば解決するような単純な話ではなかったり、問題解決の方法はまったく別のところにあったりすることもあります。
ご両親様(とくにお母様)が責任を感じ過ぎて苦しくなり子供に本当の気持ちを伝えられなくなっていることが、むしろお子様の状態や家族関係を硬直させてしまうという悪影響を作り出し、問題を拗らせてしまっていることも多くありますので注意して下さい。
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ご一緒にお悩みやその問題と向き合っていきましょう。
心が楽になって“なりたい自分”にきっと変われるはずです。