学校へ行く意味が分からないという子供達

前回は不登校の理由として、最近よく聞く学校へ行く意味が分からないという子供が増えていることを述べました。

そういった子供達は学校では友達もいて大きな問題は見当たらず、勉強は塾でプライベートは趣味や習い事のコミュニティでむしろ精力的に活動しています。

では何故、不適応を起こすのでしょうか?

考えてみれば社会は多様性を認めていく方向ですし、実際に自由な服装や働き方を尊重する会社や起業するチャンスも多くなっています。
また必要な情報も豊富ですから、ただ漠然と皆と同じようにやっていくことに疑問を持ち、自分なりの意味や合理性が無ければ行きたくないとなっても当然なのかも知れません。

学校では勉強はもちろん集団生活や対人関係を学ぶメリットがあると言っても、勉強は塾の方で対人関係は自分の選んだ友人やコミュニティで学ぶことができますし、集団生活に至っては最低限できれば現代は問題ないのかも知れません。

そういった意味では、学校に行く意味が分からないと言う子供は今の社会では当たり前のことを言っているところがあるのかも知れません。

ただもちろん葛藤してとても悩んでいますし、朝起きることができない意欲がわかないなど症状が出て苦しんでいます。
また学校の単位が足りなくなりそうで診断書が必要とか、通信制などへ転校や大学検定を受けるにしてもご両親含め判断に迷うことも多いので、こういうケースでは子供も診てくれるメンタルクリニックへ通うことをお勧め致します。

カウンセリングでもご本人はもちろんご両親も交えて悩みの本質を明らかにして、現状への対処や今後の方向性を一緒に見出していくことができます。
またそのプロセスが将来への目標達成や生きていく力をつけていくことへ繋がっていくはずです。

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心が楽になって“なりたい自分”にきっと変われるはずです。

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