極端な気分の波を繰り返す要因
今回は極端な気分の波を繰り返す要因の一つを紹介します。
極端な気分の波とは、気分が上がっている時は何でもできるような気がして行動的ですが、気分が下がってくると何でもネガティブに感じてあまり動けなくなってきます。
尚、社会的に問題が出るほどのケースはお薬でのコントロールが必要ですので、メンタルクリニックで医師の診察を受けて下さい。
そういった気分の波を繰り返す一つの要因に『自己イメージが高く理想像でいたい自分』と『自己イメージが低く自信がない自分』の両方を心の中に持っているケースがあります。
どちらの自分も等身大の自分に比べ極端に大きかったり小さかったりします。
自己イメージが高い自分と低い自分
そして現実的にうまくいっている時は『自己イメージが高く理想像でいたい自分』に近く感じ気分は上がっていますが、現実的にうまくいかなくなったりストレスが大きく掛かると『自己イメージが低く自信がない自分』へと急激に落ちてしまい気分が極端に下がってしまいます。
『自己イメージが低く自信がない自分』とは強い劣等感をもっていて自己評価の低い自分です。
この『自己イメージが低く自信がない自分』があまりにも極端だと自己愛が傷つき自分自身を保てないため、人はその心のバランスを保つために『自己イメージが高く理想像でいたい自分』を必要とするのかも知れません。
気分の波を改善していく鍵は
等身大の自分や現実の延長線上にある『理想の自分』を持つことは素晴らしい事ですし問題はありません。
しかし、ここで言う『自己イメージが高く理想像でいたい自分』は『自己イメージが低く自信がない自分』に対して心のバランスを保つためのもので等身大の自分とは掛け離れています。
気分の波を繰り返すと心的エネルギーを過剰に遣って疲れやすいですし、本当の意味での自信はまったく持てないでしょう。
改善していく鍵は『自己イメージが低く自信がない自分』でも『自己イメージが高く理想像でいたい自分』でもない、等身大の自分をいかに感じられたり認められたりすることができるようになるかにかかっていると思います。
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心が楽になって“なりたい自分”にきっと変われるはずです。