“話す”ことの効用について

カウンセリングでクライアントさんはご自分のことを話していきます。

それでは“話す”ことの効用はどのようなことがあるのでしょうか?

まずストレス発散効果、感情が流れることによるカタルシス効果(浄化作用)があります。
話すことによって心の中に滞ったものを手放して流していくような作用があるのです。

また聞き手に受け止めてもらった感覚は、自己肯定感を得られて癒し効果もあるでしょう。
不安や孤独感を感じている時は、受け止めてもらったり共感してもらったりすると心が癒されてそれらの感情から早く解放されやすいです。

さらに自分の感情や意見を人に話すと、それを客観的に捉えることができて気持ちや頭の中の整理がされていきます。
専門的に聴くカウンセリングでは気づきが生じたり自己洞察が深まりやすくなります。

またこちらはカウンセリングで取り扱っていくテーマでもありますが、適切な自己表現ができるようになると自分や他人を尊重できて自信が持てるようになってきます。
それは相手との対等で生産的な関係性につながっていきます。

その他に、内容によっては話したことによって相手から援助を受けられたり、必要な情報を教えてもらえたり、新しい視点を得られたり、心理的には勇気づけられたりして心にプラスなことは多いです。

とは言え、カウンセリングではうまく話す必要はありませんし内容がまとまっていなくてもいいのでプレッシャーを感じないで話して下さい。

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