あなたの中に問題があると捉えすぎないように

少し前に『心理カウンセリングにおいて自分自身の心と正面から向き合う必要がある』というイメージには誤解があることをお話しました。

とくに自分の性格に問題があると捉えて向き合うことは、ただ苦しくなるばかりで問題解決にはプラスに働きません。

また『・・・が問題だからこうなった』と指摘されることや思い込むことによって、本当に問題として形作られる傾向があることも述べました。

たとえば…、

『あなたは(私は)依存性が強いことに問題がある』と指摘されたり思い込んでいる人がいるとします。

確かに依存性が強い傾向はあるのかも知れません。

しかしAさんに対してはすごく依存的になるのに、Bさんに対してはそれほどならないということがあります。
またネットワークを増やしたりコミュニケーションのあり方を変えたりすると、それほど依存的でなくなることもあります。

つまり関係性や置かれている状況や身につけるスキルによって、問題と言われることは大きく左右される訳です。

そういった意味では個人の中に問題があるという一面的な捉え方は危険です。
しかもそれが自分を責める材料になっては何も良いことはありませんね。

ですからあなたの心の中に問題があると捉え過ぎている場合には、工夫をして環境や状況を変えて見ることも大切なのです。

そしてカウンセリングでは問題についてではなく、解決に向けてのお話が少しずつ出来てくると良いと思います。

あなたの中に問題があると捉え過ぎて、かえってその問題を複雑にしているケースはよくあることなのでどうか気をつけて下さい。

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