前回はアサーティブな自己表現とは何なのかと覚えやすい三点セットの公式を述べました。
アサーティブな自己表現とは自分も相手も大切にした自己表現になります。
このアサーティブな自己表現には覚えやすい三点セットの公式があります。
アサーティブな自己表現の覚えやすい公式のおさらい
今回はその公式を使って具体的な表現方法について勉強していきましょう。
まずは公式のおさらいです。
➀ 話したい事柄や状況を示す
➁ 主語を私にして気持ち・欲求・意見・考えなどを示す
➂ 希望や要望をお願いの形で示す( ~してもらえると嬉しいです、助かりますなど)
といった三点セットの公式になります。
三点セットの公式を使った具体例➀
例えば、子どものことで忙しくしている状況の中、ゴミ出しに気づいてくれない旦那さんにイライラし出している場面で…
ここで「あなた、何で気づかずゴミ出しをしてくれないの」と言うと、主語が私になっていない時点でもう攻撃的な表現になってしまいます。
ではアサーティブな自己表現をするとどうなるでしょう?
【話したい事柄や状況】 = ずっと子どものことに掛りっきりでゴミをまとめられてないので
【主語を私にして気持ち・欲求・意見・考えなど】 = 私すごく気になっているし今日はゴミ出ししたいから、
【希望や要望をお願いの形で(~してもらえると嬉しいです・助かります、など)】 = あなたにやってもらえると助かるのでお願い。
といった自己表現になります。
三点セットの公式を使った具体例➁
例えば、仕事場面で少し意地悪な先輩が必要な情報を教えてくれないで困っているとしましょう。
その時にあの先輩はどうせ教えてくれないとか、自分がダメだから教えてくれないなどと非主張的にならず、また不機嫌になるなど攻撃的にもならず、アサーションスキルを使って正直かつ率直な自己表現をして見ると…
【話したい事柄や状況】 = 先輩から何も言ってもらえないと、
【主語を私にして気持ち・欲求・意見・考えなど】 = 私はこの仕事をどうして良いか分からず混乱してしまうので、
【希望や要望をお願いの形で(~してもらえると嬉しいです・助かります、など)】 = ヒントだけでも教えてもらえるとやる気も出ますし助かります。
といった自己表現になります。
アサーティブな自己表現をしても相手の問題があるので全て上手くいくことはありませんが、きちんと自己表現できる自分自身に対して自尊心が上がり自信が持てますし、自分の率直な気持ちや考えが相手に伝わる確率は必ず高くなるはずです。
宜しかったらアサーションスキルの三点セットの公式を実践して見て下さい。
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ご一緒にお悩みやその問題と向き合っていきましょう。
心が楽になって“なりたい自分”にきっと変われるはずです。