【自分の思い通り】にしようとする気持ちが強い
イライラを自己コントロールするために知っておきたい“4つのキーワード”最終回です。
今回は後半の心理面が深く関係する、カウンセリングでもよくテーマとなるパターンの4つ目です。
それは【自分の思い通り】にしようとする気持ちが強いパターンです。
当然ですが相手や物事は思い通りにならないことは多く、イライラすることが多くなってしまいます。
【自分の思い通り】にしようとする気持ちが強い人は親など周りから思い通りにされてきた経験を持っていることが多く、それが結局のところモデルになっていて自分がそうされてきたのは嫌だったと思いながらも他人も思い通りになると錯覚していたりします。
また過保護に育った人もある意味自分の思い通りになる経験を多くしてきたと言えるので、大人になっても【自分の思い通り】にしようとする気持ちが強いままの人がいます。
自分自身が【自分の思う通り】に生きれていないこともある
いわゆる自己中心的なところが問題なのですが、カウンセリングでお話を聞くと【自分の思い通り】にしようとする気持ちが強い人は自分自身の素直な気持ちを深く分かっていないか、素直に表現することができずに心の奥底では苦しんでいることがあります。
自分のことを深く分かって大切にしていくことができないので、その分他人を自分の思い通りにして自分自身を満たそうとしているように感じることすらあります。
周りを【自分の思い通り】にしようとする気持ちの裏側には、自分自身が【自分が思う通り】に生きれていなかったりするわけです。
自分の素直な気持ちを深く分かっていないところは、前回に書いたイライラや怒りの【二次感情】の下のもっと素直な【一次感情】に気づいていないことにも重なります。
自己中心性を手放すのには強い意志も必要
ただこのパターンのやっかいな点は、【自分の思い通り】にできる錯覚の世界を持つことや実際そういう経験をしてきたことが今まで快感となってしまっているため、なかなか自己中心性を自分自身が手放すことができないことです。
そこから変わろうとする強い意志が必要になってきますし、カウンセリングもそれなりに時間が必要になってくることが多いケースになります。
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