気分の落ち込みの記事

あなたは成功した時や失敗した時の要因を、どんなことにしていますか?

改めて考え直してみると、自分が要因としている事柄に傾向があるはずです。

例えば、試験で悪い点数をとってしまった時を考えてみましょう。
悪い点数を取った要因を「自分の能力の無さ」「努力の足りなさ」「試験が難しかった」「運が悪かっただけ」などと思うことがあります。

逆に、試験で良い点数をとった時を考えてみましょう。
この時も良い点数を取った要因を「自分の持っている能力」「努力をしたから」「試験が易しかった」「運が良かっただけ」などと思うことがあります。

このように自分の成功や失敗の原因を、どんなことに帰属させるかということを、心理学では『原因帰属』と言います。

前向きで向上心を強く保てる人は、これらの要因の中で失敗した時は「自らの努力の足りなさ」と、成功した時は「自分の今の能力」「今まで努力をしたから」と帰属させる傾向があります。

一方で、ものごとを悲観的に考えがちな人は、これらの要因の中で失敗した時は「自分の能力の無さ」と、成功した時は「試験が易しかったから」「運が良かっただけ」と帰属させる傾向があります。

こうやって客観的に眺めてみると、よく理解できると思います。

ものごとを悲観的に考えがちな人は、失敗の要因を自分自身を否定するような要因に、成功した時は自分自身とは関係ない外部の要因に帰属させる傾向があるのです。

まずその事に気がつき、失敗したらもっと他の要因を考えてみたり、成功したらもっと自分を誉めてあげられたら良いですね。

成功した時にはちょっとした物でもいいですから、自分にご褒美をあげたりするのも良いですね。

小さな変化から好循環の歯車は動き出して、きっと大きな変化につながるはずです。

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心が楽になって、“なりたい自分”にきっと変われるはずです。

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以前、「断捨離」って流行りましたね。

断・捨・離とは、自分とモノとの関係を問い直し、いらないモノを捨てていく方法論です。

文字通り、断ち・捨て・離れ、引き算の解決方法によって、新たに入ってくるスペースを空け、滞ることない良い循環をつくるという思想が背景にあります。

心理カウンセリングでも、いらないモノを捨てられないお悩みがあります。

現実的に、ほとんどモノを捨てれなくて部屋や家の中がまったく片付かないような人は、ADHD(注意欠陥多動性障害)という病気であることがあるので、お医者様にまず診てもらった方が良いでしょう。

ケースによっては、社会という外の世界では無理にきちんとし過ぎていて、その反動からプライベートはだらしなくなってしまい、こころ全体としては不安定ながらもバランスを保っている人もいます。

モノではなくても、こころの中で気になるコトを手放せなくて苦しんでいる人も、心理カウンセリングでは多くお見えになります。

「この仕事は期限があるから、まず大筋をつかんで取り組むことが大事だ」と頭では分かっていても、いざ取り組むと枝葉の細かいコトが気になって、それほど必要ないのにそれを済まさないといられなくなり、効率も悪く疲れきってしまう。

このようになる人は、もともと強迫傾向が強い性格なのですが、背景に不安が強まっていることが多いです。
環境要因も大きいですが、根本に自信が持てなかったり、自分のあり方が不安定だったりすることから生じる不安もあります。

「断捨離」のように心や頭の中も、いらないコトを上手に手放せて、そのぶんスペースを空けて余裕を持てる。
そして、あなたにとってプラスになるコトを新たに招き入れられる循環をつくれると良いですね。

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以前に、“劣等感”について2つの記事を書きました。

劣等感の背景にあるもの
“劣等感”の正体とは

今回は、心理学では有名なアドラーの考える“劣等感”についてです。

たとえば勉強が他人よりできない劣等感を持っていて落ち込みがちな人がいるとします。

実際に偏差値で他人と比べて勉強ができないのは事実だとしても、アドラーは比べているのはあくまでも自分自身の理想像(この場合は勉強がもっとできる自分)であると話しています。

つまり、優れていることを目標とする、他人より優れていなければならないと考える優越性の追求が最初にあって、その結果として“劣等感”を持つと考えています。

そして、劣等コンプレックスを持つことによって、チャレンジすることやそれに関する対人関係などの問題と向き合わない、言い訳けに結果的として使っていると話しています。

とても手厳しいですね。
私もいくつも心当たりがあるので耳が痛いです。

しかしアドラーは愛情を込めて、他の人と違おうと無理に思う必要は無く、あなたは今のままで十分いいのだと言っています。

普通(今の自分のままで)であることを受け入れられない、普通(今のままの自分)にしていてはいけないと思うと、人は特別であろう(他人より優れなければならない)とすると説明しています。

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クライアントさんがカウンセリングの最中に…

「今、話していて気付いたんですけど、最近の僕にはかなりストレスがかかっていたんですね。」
「今、話していて思ったんですけど、私は自分に対してものすごく厳しいんですね。」

などと話されることがよくあります。

そして、これは新しい自分へと変わっていく大切な“変化のきざし”なのです。

『無意識にある感情や観念を意識化することが大事』なんて専門家は言いますが、そんなに難しく考える必要はありません。

先ほどのような、クライアントさん自身が

「今まで気づかなかった自分にちょっと気づいた!」
「今までと違って少しでも自分を客観的に見れた!」

という事なのです。

悩んでいる時や問題を抱えている時には、考えれば考えるほどうまくいかないものです。
そのような悪循環に陥っているのです。

お悩みに対して、あなたが今まで解決策を考えても良いアイデアが浮かんで来なかった。
結局は同じループをぐるぐる回るだけで、お悩みに対して前進したり変化することがなかった…。

しかし、一緒にお話していくことによって、先ほどの“ちょっとした気づき”のような小さな変化は、悪循環である同じループから少し外れたルートに出た瞬間であり、“変化のきざし”があなたの中から出てきたということなのです。

実はこのような小さな変化の積み重ねが、あなたにとって必要な解決策や楽になっていくアイデアを確実なコトにしていくのです。

そして、気をつけて欲しいのは、『やっぱりダメだ!』『何も変わっていない!』という、心の病や長くお悩みになっている人のクセである自己否定的な観方によって、せっかく芽を出した新しい自分自身を自ら摘まないようにして欲しいのです。

その新芽に、焦らず水をやったり、陽を当てたり、栄養をやったり、見守ったりすれば、必ずしっかりとした木に育っていくはずですから…。

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今回は、“心にプラスな物語・言葉”のコーナーになります。

2:6:2の法則を知っていますか?

パナソニック(松下電工)の創業者で有名な、松下幸之助さんが語った法則と言われています。

************

世の中には

あなたのことが好きな人が2割
あなたのことがどうでもいい人が6割
あなたのことが嫌いな人が2割

いる。

そしてほとんどの人が、あなたのことが嫌いという2割の人を意識し過ぎている。

それによって、自分らしさが出せていない人が、あまりにも多すぎる。

************

私自身も意識し過ぎている一人です。
他人に嫌われることを怖れて、合わせ過ぎてしまう時はこの法則を思い出しています。

皆さんはいかがでしょうか?

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学校や社会にうまく適応できなくてどうしていいか分からない、といったお悩みはカウンセリングではとても多いです。

相談するところが分からないというのもあるようですから、潜在的にはさらに多くの人がお悩みだと思われます。

大学生になってアルバイトで大人の人間関係をうまく築けない、就職を意識し始めると無気力になってきた、就職して社会人になったがやはり人間関係をうまく築けない、仕事をうまくこなせないといった内容で、大学生の後半や社会人に成り立ての時期に多いお悩みです。
病院では適応障害といった診断をされることもあるかも知れません。

そのようにお悩みの中、適切な対応ができず時間が経過していくと、良くないケースでは学校や会社へ行けなくなり“ひきこもり状態”になってしまうこともあります。

そして不必要に自己否定感が強まったり、社会に対しての悪い方のイメージが膨らみ過ぎたりしていきます。

そうなると、“ひきこもり状態”や“社会不適応状態”がさらに強く固定してしまい、常態化してしまうという悪循環に陥りがちになります。

その悪循環は早めに断ち切っていくことが肝心です。

“ひきこもり状態”や“社会不適応状態”を長く続けてしまうと、そこから抜け出すのに多くの時間と労力がかかってしまうことが多いからです。

ご家族の方も、精神的・経済的負担が大きくなることもあるでしょう。

カウンセリングでは、心理的・行動と環境の関係からお悩みを分析し、問題の解決へ向けてアドバイスをしながらサポートしていきます。

ご本人はもちろん、ご家族の方のご相談も受付けています。
お気軽に一度ご相談下さい。

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“適応障害”という名は、ニュースなどで聞いたことがある人も多いと思います。

ある社会環境においてうまく適応することができず、様々な心身の症状があらわれて社会生活に支障をきたす状態を言います。

具体的な例で挙げると、学校では不登校、会社では職場不適応といった形であらわれます。
心身の症状としては、不安やイライラ、憂うつや絶望感、頭痛や腹痛、不眠や疲労感などが多いです。

誰でも新しい環境になれば、多かれ少なかれストレスを感じながら、その環境に適応しようと相応のエネルギーを使います。
また、たくさんの人に助けられながら徐々に社会適応がなされていきます。

しかし、環境要因と個人的な要因の相互作用からストレスが過剰で長く続く場合、心身のバランスが崩れて上述したような状態に陥ってしまいます。

“適応障害”では、まず要因となっている心理社会的ストレスを軽減することが何より大切です。

具体的には、環境を調整して適応しやすい環境を整えることや、それが叶わない場合はしばらく休学・休職などをして十分休養をとり、心身のバランスを整えることが必要になってくるかも知れません。

ただ実際には、環境を調整する事が難しい中で社会生活を送らなければいけなかったり、休学や休職をしてもまた戻ったら同じことの繰り返しだと思われるケースも多く、そういったケースでは心理カウンセリングがお役に立てます。

情けないとか、自分は弱いと、自らを責めて悪循環に陥りやすいので、自分自身を必要以上に責め過ぎず、宜しかったらサポートを受けて見て下さい。
(※まずはお医者様の診察を受けてみることをお勧めいたします。)

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アダルトチルドレン(AC)とは、子供の時に家庭の中で心が傷つくような言動や暴力を受けて育ったため(機能不全家族)、大人になっても心や人間関係に障害を持つようになった人のことを言います。

機能不全家族で育つと言うことは、両親の言動に一貫性がなかったり、気分にムラがあったり、常に緊張感があったりする環境の中で育つということになります。

子供は、まだ親に擁護される立場であり自我が確立していないため、両親や環境の責任を自分の責任と感じる傾向があります。

つまり、「自分が悪いから…」と思ってしまいます。
そして、そのことが自己存在の前提として、心の中に刻み込まれ育っていきます。

親に対して【見捨てられ不安】が働くため、どこかで理不尽な事と感じていても、両親の言われた通りにし過ぎたり、我慢し過ぎたりすることを繰り返していきます。

ですからしだいに、自分の感情を表現することができなくなってしまうこと、さらに自分の感情すら分からなくなってしまうことが、アダルトチルドレンの最大の特徴です。

その結果、自分を信じられなくなり、他人に対しても根源的な人間不信が存在することになります。

当然の事として、コミュニケーションはうまく行かず、人間関係や社会生活に支障が出てきます。
心身に悪影響を及ぼして“うつ状態”や依存症などにも陥りやすくなります。

また、アダルトチルドレン(AC)の人は【共依存】になりやすい傾向も特徴です。

やはり【見捨てられ不安】があるために依存心が強く、同じような依存的で不安定な相手に対して、自分を犠牲にしてまでも助けたり世話をしたりして、相手に対して必要な存在であることで自己存在を確認します。

そして、アダルトチルドレンの人は他者に自分を認めてもらいたいため、また「自分が悪いから…」という対人関係における不安と【見捨てられ不安】があるため、人の何倍も頑張る人が多いです。

しかし、根本に自己信頼や主体性が育ち切れていないため、それだけ頑張ってもうまく行かないことが多くなります。たとえ、うまく行っても自信につながらなくて、もっと頑張らないといけないと思い続ける傾向があります。

もしあなたがアダルトチルドレンであるならば、自分がそこまでボロボロになるまで頑張る必要があるのでしょうか? 自分自身をいじめ過ぎてはいませんか?

今の悪循環なあり方から抜け出し、自分自身を主体的に生きれるようになるためには、まずその事に気づくこと、そして自分が本当に感じている事・表現したい事に、自分自身が心理的に近づいていく必要があるのです。

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子供の心に傷を与え、アダルトチルドレン(AC)を生み出すような家族を“機能不全家族”と言います。

機能不全家族では、心が傷つくような言動や暴力を受けるため、人格が尊重されなかったり、必要十分な愛情や保護が与えられなかったり、安全が守られなかったりします。

身体的虐待や性的虐待がある家族は、言うまでもなく機能不全家族ですが、精神的な虐待や親の仲が悪いなどの環境的な内容は、どこまでがそれに当たるのかは定義が難しいところです。

親も完璧ではありませんから、間違いや欠点はあるものですし、子供にとってもある程度のストレスは、大人になって社会を強く生きていくためにむしろ必要なものです。

ただし、以下に挙げるような家族関係や環境で育ち、そこで経験した事が今の生きづらさや人間関係がうまくいかないという悩みに大きな影響が認めれれるのなら、あなたは機能不全家族で育ったと言えるかもしれません。

・親にアルコール依存などのアディクション(依存症)がある家族

・否定的な言葉や酷い言葉、馬鹿にする態度を常に受けるような家族

・親の仲がいつも悪くてケンカが絶えず、感情が爆発しやすい家族

・親からの過剰なコントロールや抑圧がある家族

・親からの過度な期待によって、自主性を妨げる家族

・子供を過度に甘やかし、溺愛して自立を妨げる家族

・不安や世間体などから、親が子供に過干渉な家族

・他者の目や世間体を気にし過ぎて、表面だけよく振る舞う家族

・愛情がなく冷めきっていたり憎しみ合っている家族

・兄弟姉妹や他人と過度に比較されたり、えこひいきがある家族

・親がいつも不在な家族

・子供が親の役目をするような関係が逆になっている家族

また、このような機能不全家族で育った子供が、心の傷を癒せずに問題を抱えたまま大人になって親になると、同じような家族関係や環境を作り出す傾向があるのです。

これを“世代間伝達”と言います。

自分自身が持つ生きづらさや苦しみを、自分の子供に伝達しないためにも、何より自分自身が癒されて楽なあり方になるために、一度心理的なサポートを受けても良いのではないでしょうか。

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アダルトチルドレン(AC)が癒されるとは?

こんな例を挙げてみましょう。
(※この内容はよくある例を、私が組み合わせて創造したもので、個人的内容ではありません。)

ある日、一人の若い女性が茫然とした表情でお見えになりました。

そのご相談内容は、…

『子供に対して、今まで何回かヒステリックになって、その時は詳しい記憶のないまま、きつく怒ってしまい本当に怖い思いをさせてしまった。本当にひどい事をしたと思う。今は、実家のお母さんが子供の面倒を見てくれているが、自分がまた同じ事をするのではないか?と不安でどうしたら良いか分からず相談に来た。インターネットで調べたら、自分はアダルトチルドレンではないかと思う。』

ということでした。

そして、ご一緒に今までの自分と向き合っていく事と、未来へ向けて変わる事を目的にカウンセリングを始めました。

最初、過去のさみしい体験を語りながらも、本当の自分の感情とつながれない人だったのですが、子供の事を考えるとポロポロと涙が止まらなくなるのでした。

カウンセリングを数回重ねていくうちに、彼女は子供に対する涙が自分自身の子供時代に対する気持ちへも向けられていることに気付いていきます。

ちょうどその頃、彼女の心の中に、独りさみしそうに狭い部屋の中でポツンと座っている子供のイメージが現れました。

それから彼女はその子供のイメージと向き合い、根気よく対話をしながら少しずつ変わっていきました。

ずいぶんと感情表現ができるようになって活き活きとし、母親としてまた女性としても段々と自信を持っていきました。

この例のように、未来に向けて自分を変えていくために、また子供の頃の自分とつながっていくために、そしてその事を受け止めて捉え直していくためには、アダルトチルドレンという概念はとても有効に働きます。

実際に毎週のように、彼女がつらいながらも真剣に子供の頃の自分と向き合っていき、これから変わろうとする姿は、私の方が感心させられたくらいです。

また、イメージ力が豊かなことにも恵まれ、インナーチャイルド(内なる子供)と対話していくことが、彼女なりの癒し方だったのでしょう。

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“良い子”の役割を長い間無理に続けてしまうと、思いもよらない結果を招きます。

よくある例を挙げて見ましょう。
(Aさんはよくある例をもとに、私が創造した人物です。)

Aさんは、二人姉妹の長女で幼いころから勉強がよくでき、親にも将来を期待され、いわゆる“良い子”でずっと育ってきました。2つ下の妹さんに対しても、面倒見が良くとても良いお姉さんだったのです。

Aさんも“良い子”と評価されることは、初めとても嬉しいことでした。
しかし、Aさんの心の中で段々と“良い子”の役割に自分自身が縛られて、とても窮屈な思いをしていく自分を感じていました。

そして気がつくと、その“良い子”の役割を自分でもコントロールすることができなくなっていたのです。

無理をして親や妹と接して苦しくなり、気持ちはしだいに憂うつになってきました。
そして、ちょっとしたことでイライラするようになり、不眠や過食にもなっていきました。

しかし、Aさんは心の中が混乱して、自分の本当の気持ちを上手に表現できません。
“良い子”の役割と違う自分を今まで表現したことがないのですから、とても怖い気持ちもあるのでしょう。

ですから、周りの家族から見れば、Aさんに何が起きているのか見当もつきません。

Aさんのような人は、背景にある“よい子”の問題を扱うだけの余裕が本人の心にはなく、カウンセリングでは不眠や過食を治したいという目的でお見えになることが多いのです。

Aさんような人が“良い子”から脱皮する時、今まで抑圧してきた自分の心の一面が噴出して、極端な行動や行為に走りがちになります。

Aさんの場合では、親に対して今まで本当の自分をわかってもらえなかったと強く感じ、繰り返し恨みを訴えるかもしれません。

また、Aさんにとっては比較的自由に生きてきただろうと思われる妹さんに対して、強い嫉妬心を抱き突然に大喧嘩をし始めるかもしれません。

そんな時、周りの家族はどうして良いのか分からずに混乱し、とても不安になるものです。

カウンセラーは、そんな本人の心の成熟度や周りの環境の許容度を見極め、本人が危険を冒し過ぎて挫折しないように…。また最終的には、きちんと自分自身の全体性を主体的に生きれるように、一緒に寄り添いながらサポートしていきます。

こういったケースでは、ご本人はカウンセリングを受けたがらないことも多いです。
自分が悪者にされるのをとても嫌がるからです。

しかし、もし家族の方が希望されるなら、ご本人不在でも家族療法という形態でサポートすることも可能なケースもあります。

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前回の続きです。

※ 前回の記事はこちら

成長過程で親や周りの人がよく怒鳴ったり、場合によっては暴力を振るうような攻撃的な人がいると、大人になっても相手が自分に怒っているのではないか?、自分が相手に何かおかしなことをしていないかビクビクするなど、現実にはそのようなことが無くても過度に気になって常に緊張感と恐怖心に苛まれたりします。

このようなケースでは攻撃性の悪い表現を子供時代に常に見せられたので、自分自身の心の中にもある攻撃性を統合しきれずに(未成熟なまま)育っていきます。

攻撃性と言っても悪い表現ばかりでなく、良い表現に転換できれば“必要な時に怒る”とか“断る”とか、“適切な自己主張をする”のも攻撃性が源泉になっています。

誰にでもある攻撃性を心の中で統合できないと、こういった自分を守ったり主張したりする表現がうまくできないですし、それ以前に怒りといった感情があまり湧かないといった人もいます。

しかし、心の奥底や無意識には自分でも気が付かなくても攻撃的なエネルギーは自然と溜まっていきますし、その心的エネルギーが自分ではなく相手の中に投影されて(自分の心の中にあるものがまるで影になって相手の中にあると感じて)、現実とは掛け離れたイメージの世界が膨み過度に怒られるのではないかなどと怖くなってくるのです。

ですからこういったお悩みの人の心のテーマは、自分の攻撃性を心の中でどう統合していくか(成熟させていくか)、具体的には誰にでもある怒りなどの感情を認められるようになってくること、攻撃性を高い次元のエネルギーに転換して適切な自己表現が少しずつできるようになってくるかが大切になってきます。

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HSP(敏感過ぎる人)やアダルトチルドレンに当てはまる人は、他人と一緒にいたり近くにいるだけでも、その人の気持ちや感情がよく分かり過ぎるくらいに敏感なことが多いです。

敏感過ぎるあまりに、その影響を受けて自分の調子を崩してしまうのです。

今回はその相手の気持ちや感情に敏感過ぎる心の仕組みの一つのパターンについてご紹介します。

成長過程で親や周りの人がよく怒鳴ったり、場合によっては暴力を振るうような攻撃的な人がいると、大人になっても当然同じようなタイプの人が苦手になります。

相手が自分に対して怒っているのではないか?、自分は相手に何かおかしなことをしていないかビクビクするなど、現実にはそのようなことが無くても過度に気になって、常に緊張感と恐怖心に苛まれます。

こういったケースでは、どのような心の仕組みが働いていて、また楽になるにはどのような心のテーマを乗り越えていけばいいのでしょうか?

次回にそれを詳しく書いて行きます。

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前回は、大企業と中小企業や個人企業の“うつ”などメンタルヘルスに対する認識や対応の格差について述べました。また、その格差によるクライアントさんの実情を簡単に示しました。

そこで一番問題になるケースがあります。

それは“うつ”などのメンタルヘルスで職を失い、それもまだ改善していない時に、家族がいなかったり家族の方も病気を患っていたりして、本人がまったくサポートを受けれなくなってしまうケースです。

そうなると、今の社会では転げ落ちるように社会的・経済的に追い詰められてしまいます。
そして“うつ”の症状とも相まって死にたくなり、自殺に追い込まれてしまうケースもあるのです。

たとえ自らサポートを受けるために活動しようという気持ちがあっても、“うつ”の症状である無気力や思考抑制のために、行動できずに孤立してしまったり、適切なサポートにめぐり会えなかったりすることも多いのです。

そういった場合には、役所や保健所など公的機関に相談に行って下さい。
もし公的機関に抵抗があるようでしたら、まず主治医に相談して見ましょう。

その病院に精神保健福祉士(PSW)といったソーシャルワーカーがいれば、専門家ですので細かく相談に乗ってくれます。
活用できるサポート制度を説明してくれるなど、実際にできる範囲のサポートをしてくれるはずです。

規定はありますが、医療費の負担が軽減されるなどの制度もあります。
緊急時には、一時的な経済的サポートを受けるために、生活保護の申請についても相談にのってくれます。

きちんと自分のことを守って、まず心身を立て直す環境を整えましょう。

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クライアントさんの勤める会社や企業によって、“うつ”などのメンタルヘルスに対する職場の認識や対応の仕方には、かなりの格差があります。

これはカウンセリングで実際にお話を聴いての実感です。

働く人のメンタルヘルスをサポートするために、また“うつ”などの影響による社会的損失を防ぐため、国の施策や労働安全衛生法の改正などが行われてきました。

その成果もあって、大企業では従業員のメンタルヘルスに対して積極的に対応するところが増えました。

具体的には、健康管理室を設けたり。外部の専門機関と契約して社員の心の健康をサポートするEAPを利用したり。管理職向けのセミナーを頻繁に開催したり。

そのため、本人や管理職・職場の周りの人達が“うつ”などのメンタルヘルスに対して、理解や認識がとても深まっています。

ですから、昔に比べて病名をオープンにして休職したり、仕事の量や質を調整してもらったりすることが、ずいぶん抵抗なく可能になってきました。

大企業や公務員では、“うつ”などを患った人が職場復帰するために、復職プログラム(リワークプログラム)を細かく設定しているところもあります。

そして、会社の産業医・復帰する現場・人事など連携を図って対応してくれるところも多いのです。

ただし、細かく厳しい規定に本人の心が縛られて、追い詰められてしまうケースもないわけではありません。

一方で、中小企業や個人企業では組織的に対応できないこともあるのでしょうが、未だに情報や知識に乏しいところが多いのが実情です。

もちろん中小企業や個人企業であるだけに、親身になった対応をしてくれるところもあります。しかし、お医者様の診断書を提出しても、「気の持ちよう」とか「怠けている」などと誤解を受けることもまだ多いのです。

家族的経営で職場の雰囲気があたたかい会社でも、情報や知識に乏しいため、本人にとっては逆に苦しむ対応を気付かずにしているところもあるのです。

次回はつづきで、もし社会的・経済的に追い詰められてしまった時の話をします。

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カウンセリングルーム

プロフィール

中村はじめ
1968年生まれ 男性
心理カウンセラー
公認心理師(国家資格)
精神保健福祉士(国家資格)
横浜(個人開業)及び杉並区(メンタルクリニック勤務)を中心に心理カウンセラーとして活動中。

※詳しくはプロフィール

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