ライフサイクルという考え方

心理学にはライフサイクルという考え方があります。

人の一生を青年期や老年期といったライフステージに分けて、それぞれの発達課題を提示しています。

さて、近所で一年前にご主人様を亡くされた女性(70歳)がずいぶんと落ち込んでいました。

どうしているだろうかと思っていると先日、「最近始めた“きり絵”の展覧会を仲間としますのでどうぞ宜しく」という内容のパンフレットが届きました。

そこには『暗闇の中から私を救ってくれたのはこの“きり絵”でした。この中に私は新しい希望と仲間を見つけました。』と書き添えてありました。

ライフサイクル理論で有名なE・H・エリクソンにおける老年期の発達課題は、統合性×絶望です。

心がその発達課題を乗り越えていくと人生の統合に向かっていくが、困難に遭い心が挫折してしまうと絶望へと傾いてしまうと解釈できます。

前述の女性の心の中でどのようなお気持ちの流れがあったのかは分かりませんが、その書き添えられた言葉には感動を覚えます。

象徴として“きり絵”を描くことの中に心の統合を図り、この女性は人生を捉え直して新しく生き直したのでしょう。

さて、あなた自身のライフサイクルにおいて今のテーマは何だと感じているでしょうか?

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