同年代と同じようになる必要はない

自己否定が強く怖くて社会へ出れない人やひきこもっている人は、同年代と同じように学校へ通えていないとか社会適応できていないと自分を責めていることが殆どです。

そのため自分が変わるためには、学校へ通えないといけないとか社会へ出て他人とうまく関わらないといけないという考えに縛られています。

また親や周りの心配している人も不安や責任感から同じような考えを持っていることが殆どですし、社会や世間にも同じような風潮が流れていて悩んでいる本人には凄いプレッシャーがかかっていることになります。

あえて極端に言うならば、自分でもできていない自分を責めている上に親や周りの人、社会や世間からはできないあなたはダメな人間だ、できるようになりなさいと脅されているようなものです。

確かに学校へ行くことや社会に出ることは大切だと私も思いますが、それよりも先ずはそのプレッシャーを軽減して本人がもう少し自由に考えられたり行動できるようになることが大切なのではないでしょうか?

そんな悠長なことは言ってられないとスパルタ式にやってうまくいくケースもありますが、それは問題が拗れていないケースに限られます。

自由に考えられたり行動できるようになれれば、好きな事ややりたい事が見つかってくる可能性が出てきます。

また一見悪くなっているように感じるかも知れませんが、そのプレッシャーに対して押し返すように「自分はまだ怖くて社会へ出たくない」とはっきり言えるようになることも意味のあるモラトリアム(大人として社会へ出る前の準備期間)になると思います。

怖くて身動き取れない自分を受け入れられれば、学校なら通信制の理解ある学校へ転校するとか、社会へ出るにはサポート機関を利用してみるとかの主体的な選択をすることができるようになってきます。

そしてその時にはもう社会や世間の画一的な価値観に以前より縛られなくなり、自分の価値観から考えたり行動したりでき始めていることになっているはずです。

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