心の病や症状にはそのクライアントさんの人生や生き方において重要な意味合いが存在していることがあります。
例えば無意識に強い罪悪感を持ちながらも意識化できず、それを手洗いを何度もする強迫症状という代償行為によってまさに罪悪感を洗い流すことで心のバランスをとっている。
ずっと他人に弱みを見せずに頑張ってきた人が突然うつ状態になって頑張れなくなった心の無意識には、もういい加減に頑張らない生き方をしたい自分が心の奥底にいる。
といった例のように、心の病や症状がそのクライアントさんの人生や生き方において重要な意味合いが存在することがあるのです。
このような例では、心の奥底で『もうバランスがとれないよ』という限界の時機が到来して心の病や症状として現れるのかもしれませんね。
とは言え心の中はもっと複雑で様々な要因が絡み合っていますから、心理カウンセリングではじっくりと一緒に話をしていく中で今この時に顕在化してきた症状や心の病の背景にある、クライアントさんの人生や生き方における意味合いを段々と感じたり紐解いていくことが多いです。
そしてこのような例では心の病や症状が伝える意味合いを感じ、それを自分自身の心が受け容れられるようになってくると(心の中で統合してくると)自然と症状や心の病は快方へ向かっていきます。
さて、あなたの心の病や症状には何らかの意味合いが隠されていないでしょうか?
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