こころや脳が休めない“うつ状態”

うつ状態になった人はまず十分休養をとるように勧められます。

もっと具体的に言うと身体を休ませて、さらにこころや脳も十分に休ませることが大切です。

しかしうつ状態になった人はこころや頭の中がとても混乱していて、こころや脳を十分に休ませることがなかなか難しいところがあります。

例えば、会社をしばらく休むことになっても「本当に休んで良いのだろうか?」と罪悪感に苛まされたり、家族のことやその後の仕事のことが頭から離れず常に不安だったりと、休職して身体は休んでいてもこころや脳はまったく休めていないことがあります。

ところが周りの人から見れば、十分休養を取っているからお薬や時間と共に回復するだろうと考えるでしょう。

一方で本人は会社を休んでいるのにあまり休めている感じがしない。
状態もそれほど変わらないと不安感や罪悪感が募ってとても焦っていたりします。

見守るご家族の方もご本人様も「何故だろう?何かおかしいなあ」と感じながらも時間だけが過ぎていきます。

こんな時は身体は休んでいてもこころや脳がほとんど休めていない状態なのです。
ですから心的エネルギーが蓄えられずに、なかなかうつ状態から抜け出せないのです。

これはとても苦しい状態ですね。

その解消には職場や家庭の環境調整をしたり、少しずつでもこころや脳を休ませることができる自分を育んでいく必要があります。

お薬を飲んで十分に休養を取っても、うつ状態からあまり回復しない場合は心理カウンセリングがお役に立てます。

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