心はらせん階段を昇るように変わっていく

心の病が改善されていく・お悩みが楽になっていくにはプロセスがあります。

それは良くなったり悪くなったりという振幅の波を繰り返し、まるで心の筋力をつけながら変わっていくのです。

(ただし、症状の消失などケースによっては1回や2回で改善されることもあります。カウンセラーはクライアントさんになるべく短期に不必要なストレスを与えることなく改善するようにつとめることが大前提です。)

さて心理カウンセリングの効果が現われてくると、クライエントさんは少し気持ちが楽になり「良かったなあ」とホッとします。

しかししばらくすると調子の“より戻し”の波が訪れて「ああ、元に戻ってしまった!」とガッカリされることがあります。

もう同じ苦しい思いはしたくないですから、お気持ちはよく分かりますね。

有名な精神分析のフロイトは、心の病が改善されていく・お悩みが楽になっていくプロセスを『らせん階段を昇って行くように変わっていく』と言いました。

イメージとしては左右に調子の良い悪いの波を行ったり来たりしながらも、あなた自身の立ち位置をふと見れば高いところに昇っている。

確実に状態は上がり良くなっていて、あなたの心は変わっているという意味です。

ですからたとえ調子の“より戻し”の波が訪れても、もし余裕がある時には症状や気持ちだけにとらわれないようにしましょう。

そして1か月前や3か月前の自分と今の自分との心の変化に焦点を当てられると、少し安心できて早くその波から抜け出すことができるでしょう。

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心が楽になって“なりたい自分”にきっと変われるはずです。

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