~今回は、心にプラスな物語・言葉です。~
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【3人の石切り職人】という寓話があります。
昔、一人の旅人が、ある町を通りかかりました。
そこで、石を運んでいる石切り職人に出会いました。
その仕事に興味を持った旅人は、1人目の石切職人に尋ねました。
「あなたは、何をしているのですか?」
その問いに対して、石切り職人は、何を当たり前の事を聞くのだと、つまらなそうな顔をしてぶっきらぼうに答えました。
「見りゃわかるだろう、石を運んでいるんだ!お金を稼ぐためさ!」
とてもイライラした表情でした。
さらに、歩いていると、また別の石切り職人が石を運んでいました。
旅人は、2人目の石切職人にも、同じ事を尋ねました。
「あなたは、何をしているのですか?」
その問いに対して、今度の石切り職人は汗を拭いながら、たんたんと答えました。
「この石で壁を作っているのです」
無表情だったが、さっきの人と違ってイライラした表情ではありませんでした。
そして、旅人はしばらくして、また石を運んでいる石切り職人に出会いました。
旅人は、3人目の石切職人にも、同じ事を尋ねました。
「あなたは、何をしているのですか?」
その問いに対して、今度の石切り職人は目を輝かせ、とても嬉しそうに張りのある声でこう答えました。
「人々の心の安らぎの場となる『新しい教会』を作っているのです。 私は、その素晴らしい教会を夢見て、石を切り出しているのです。」
その人は、動作がきびきびとして、とても希望に満ちた表情をしていました。
(たしか P.F.ドラッカーの経営論の中で語られていました。多少、私が改変しています。)
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この寓話のように、同じことをしていても、自分自身がモチベーション(動機付け/意味合いや価値観も含む)を何につなげるかによって、気持ちや行動は違ってきます。
どうせなら気持ち良くかったり、行動に張り合いが持てたりする方が良いですよね。
私たちは権利を得るためなどに、義務を果たさなければいけないことも多いですね。
しかし、自分自身にとってプラスになるモチベーション(動機付け/意味合いや価値観も含む)の枠組みを、私たちは主体的・創造的に選ぶこともできるのです。
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ご一緒に、お悩みやその問題と向き合っていきましょう。
心が楽になって、“なりたい自分”にきっと変われるはずです。