~今回は、心にプラスな物語・言葉です。~
ある本に書いてあった“天国と地獄”の話です。
あまり気持ちの良い話ではありませんが…
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地獄には大きなテーブルがあり、その上にはご馳走が並んでいます。
人々はその周りの椅子に座っているのですが、左手は椅子に椅子に縛られ、右手は長いひしゃくが縛られています。
人々はひしゃくでテーブルの上のご馳走をとることはできますが、それを口に入れようとすると、ひしゃくが長すぎて口に入りません。
人々はお腹がペコペコで気が立つあまり、ひしゃくを振り回し、周りの人にぶつけています。
人々は食事どころではなく、ひしゃくをぶつけながら互いに罵り合っていました。
一方、天国では、地獄と違って和やかな雰囲気で人々は食事をしています。
でもよく見ると、環境は地獄とまったく同じです。
大きなテーブルに、その上に並んだご馳走。
人々はテーブルの周りの椅子に座り、地獄の人々と同じように左手を椅子に縛られ、右手には長いひしゃくが縛られています。
でも、雰囲気は地獄と違って和やかで、人々は食事をちゃんとしています。
何が違うのでしょう?
違いは人々の行動でした。
自分のひしゃくですくったご馳走は自分では食べられませんが、それを他の人に食べさせてあげているのです。
そして自分が食べたくなったときには、その他の人が食事をひしゃくで取って食べさせてくれるのです。
( 『絶妙な聞き方の技術』 あとがきより出典 宇都出 雅巳 著 )
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内容からなのか、なかなか強烈な印象を与える話ですね。
さて、皆様はどう捉えたでしょうか?
私は、縛られている苦痛があるだけで天国ではないのでは?と思いました。
しかし、もし縛られていること=人間や個人の生い立ちなどの宿命、と考えてみると、世の中や人間関係というのはこの話のような世界かも?とも思いました。
環境が同じでも、何か?が違えば、天国にでも地獄にでも世界は変わるようです。
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心が楽になって、“なりたい自分”にきっと変われるはずです。