前回は、他人はもちろん自分自身もすべて思い通りにならないのに、思い通りになる(コントロールできる)と思う範囲が現実とかけ離れて大きい(=自己が肥大化している状態)思い込みを持っている人がいることを書きました。
そういった人は社会的場面では丁重に振舞ってもどこか横柄なところが見え隠れし、心理的距離が近くなった親しい人に対して支配的になったり自分の思い通りにしようとしたりしてしまいます。
だからとくに親しくなった関係性がうまくいかないことが多く、習慣的に(無意識に)コントロールできることが当たり前として育っているために自分でもよく気がついていないことも多いです。
また自分自身であっても思い通りにいかないことは多いですが、自分に対しても理想像を追い求め過剰にコントロールしようとするために欲求不満を溜めやすくてイライラしやすかったり他罰的になったりするタイプも多いです。
ですからストレス耐性が極端に低かったりします。
やっかいなことに支配欲の一種なので快感を伴っていることが多く、なかなか手放すことができずカウンセリングでも相応な回数と時間が必要になってきますし途中でドロップアウトしてしまうケースも多いです。
このように書くと悪い印象しかないかも知れませんが、その人の話をよく聴くと強いコンプレックスがあったり幼い頃に思い通りにされた怒りと悲しみがあったりします。
自分自身でもきちんと意識しながらそこを癒していったり、自分を律していければ必ず変わることはできるはずです。
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心が楽になって“なりたい自分”にきっと変われるはずです。