過去の失敗や出来事にとらわれて苦しんでいる人がカウンセリングには多くお見えになります。
心理カウンセリングではクライアントさんそれぞれの事情や心のテーマをよく聴きながら、そのとらわれから解放されて心が楽になるように進めていきますが、ここでは過去と未来に関する時間感覚の捉え方の話をします。
成功哲学の本や成功している経営者の体験本、また脳機能科学についての本にもよく書かれている話になります。
それは時間は過去から未来ではなく【未来から過去】に流れているという考え方です。
一般的に私たちは過去から未来への流れに乗って時間を移動しているという考え方(モデル)を持っている人が多いと思います。
しかし【時間は未来から過去に流れている】という考え方(モデル)では、私たちは定点に居て現在は未来から過去へ向かっている流れの中にいるとします。
実際にどうなのかは証明できないのでしょうが、こういった考え方(モデル)を自分自身が選ぶことによって過去の囚われから解放されやすくなり、未来をコントロールできる可能性をより感じて、とても前向きで未来志向な自分になれることは確かだと思います。
まず【時間は未来から過去に流れている】という考え方(モデル)では、過去はどんどんと後ろの方へと遠ざかっていくものであって執着する価値のないことだという感覚が大きくなります。
また未来に対して目標を持つこと・なりたい自分をきちんとイメージすること、そして行動に変える具体的な計画を立てることによって【カラーバス効果】と呼ばれる、未来をコントロールできる感覚を持つことができるようになってきます。
ここでの【カラーバス効果】の意味とは、未来から過去へ流れる時間の中で未来から文字通り色々なカラーボールが流れてくるとします。
明確な目標やなりたい自分へのイメージがなく自分自身の未来に対して受け身的だと、ただその瞬間に必要だったり好みだったりするボールを受け取って(選択して)いることになります。
しかし未来志向になって明確な目標やなりたい自分のイメージを持ち行動していくと、自分の描く未来に必要かつ大切なカラーのボールに気付きやすくなり、それを主体的に選択して受け取っていくことができるようになっていきます。
つまり心の奥底にある無意識の潜在能力を利用することができるのです。
自分の心や身体を自己コントロールできる感覚が大きくなると、心はより充足してくるものです。
時間は未来から過去に流れているという考え方(モデル)を選んでみるメリットは大きいと思います。
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