自分を好きになるヒントがある本

今回は心にプラスな本の紹介になります。

前回にアイデンティティを確立していくと、自分のプラス面やマイナス面を含め自分の全体性を受容し自分は自分でいいという肯定的な感覚が高まっていくと書きました。

そこで自分自身の様々な側面をどう捉えていけばいいか、自分を好きになるためにはどうしたらいいか、そのヒントになる小説家でもある平野啓一郎さんのベストセラーを紹介します。

私とは何か 「個人」から「分人」へ  
平野啓一郎 著

私たちは本当の自分という唯一無二の自分がいると考えがちですが、その考え方は幻想であってたった一つの本当の自分なんて存在しないとします。

そして、著者は「個人」を分解して自分の見せる色々な顔や人格を「分人」と呼びます。
またそのすべてが本当の自分と言っています。

さらに自分を好きになるにはそのすべての自分を好きになる必要はなく、一つ二つでいいので先ず自分の一部の「分人」を好きになればいいと言います。

そして自分の好きな「分人」が出てくる時間が増えるような環境、つまり付き合う人やコミュニティを選ぶことが幸せになるためには重要とも言っています。

以上のように、自分自身の全体性の捉え方と肯定的な受容の仕方について、とても具体的で有効なヒントが書かれている本だと思いますので宜しかったら参考にして見て下さい。

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