葛藤の記事

暴力・暴言や無関心といった明らかに問題と分かる環境で育った人がいます。

一方、親から愛情は確かにあるものの、過剰に心配されたり世話を焼かれたり、と言った過干渉にされて育った人もよくカウンセリングへご相談にお見えになります。

他人の期待や感情に縛られて、自主性をうまく発揮できず対人関係に難を抱えながら、自分を楽に生きれないというお悩みがほとんどです。

過干渉にされてしまうと、どこまでが真の愛情で、どこからが過剰なのか見極めがつかず心は混乱します。過剰な部分は執着的な愛情に感じます。

また過剰に世話を焼かれてしまうと、自分でやりたい事・やった方が良い事をする機会を失ってしまうので、どうしても必要以上に依存的になってしまったり、自分で何かやろうとしても怖いイメージが出てくるようになります。

適度に冒険をして自主的に生きる機会を失っていくので、過干渉は結果的には「自分を生きてはいけない」というメッセージとなってしまいます。

ですから、自分を生きようとすると罪悪感が強く出てくることもあります。

そういった内容をよく聴きながらカウンセリングを進めていくのですが、他人の期待や感情を優先し過ぎていないか、そして自分自身の本当の欲求や感情は何なのかを、まず意識していくことが大切になります。

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“ひとり”で悩まないで、ご相談下さい。
ご一緒に、お悩みやその問題と向き合っていきましょう。
心が楽になって、“なりたい自分”にきっと変われるはずです。

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うつ状態になった人は、まず十分休養をとるように勧められます。

もっと具体的に言うと、身体を休ませて、さらに心や頭も十分休ませることが大切です。

しかし、うつ状態になった人は心や頭の中がとても混乱していて、心や頭を十分に休ませることが、その状態ではとても難しいのです。

例えば、会社をしばらく休むことになっても『こんな状態で本当に休んで良いのだろうか?』と罪悪感に苛まされたり、休んでいる間やその後の仕事のことが頭から離れず常に不安だったりと、休職して身体は休んでいても、心や頭はまったく休めていないことが多いのです。

ところが周りの人から見れば、十分休養を取っているから時間と共に回復するだろうと考えるでしょう。

一方で本人は、会社を休んでいるのにあまり休めている感じがしない。
状態もそれほど変わらないと、不安感や罪悪感が募ってとても焦っていたりします。

見守るご家族の方もご本人様も、『何故だろう?何かおかしいなあ』と感じながらも時間だけが過ぎていきます。

こんな時は、身体は休んでいても心や頭がほとんど休めていない状態なのです。
ですから、心的エネルギーが蓄えられずに、うつ状態から抜け出せないのです。

これは、とても苦しい状態ですね。

その根本的な解消には、少しずつでも『心や頭を休ませることができる自分』を育んでいく必要があります。

お薬を飲んで十分に休養を取っても、うつ状態からあまり回復しない場合は、カウンセリングがお役に立てます。

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強い不安にのみこまれてしまい、その状態から抜け出せず苦しい、というご相談はカウンセリングでは多くあります。

その不安とは、怒られるのではないか?認められないのではないか?嫌われるのではないか?見捨てられるのではないか?など人それぞれです。

不安にのみこまれると、何とか安心しようと脳はフル回転で答えを考え出そうとするので、ものすごく疲れてしまいます。

しかも焦っているので心の視野が極端に狭くなり、落ち着いている時なら難なく分かる対応や答えが見つからず、またとりあえず棚上げすることもできません。
同じことをグルグル回って考えたり、行動が空回りしたりして、さらに状況を悪化させてしまうこともあります。

「のみこまれる」と表現しましたが、これは心の中でお化けのように大きく膨らんだ不安のイメージに自分自身が取り込まれ、完全に凌駕されてどうにもならない状態です。

しかし、これはあくまでも心の中の大きく膨らんだイメージの世界であって、現実はイメージより小さな事実のはずですし、とりあえず棚上げしたり、適切に対応したりすれば何とかなることが多いはずです。

と言って、ご相談にお見えになる人の不安なイメージの力はとても強力だったり、そのイメージの世界に凌駕されない心の力がまだ弱かったりするので、同じようなパターンにハマるといつも不安になって苦しんでしまうのです。

※ 次回へつづく

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「ついカッとなってしまったり。」
「いつも一言多かったり。」
「必要以上に人に頼り過ぎてしまったり。」
・・・・・

その結果、トラブルを引き起こし人間関係がうまくいかない人がいます。
そして、そのような行為を繰り返すことによって、そんな自分自身も傷ついているのです。

そのような行為が人間関係を悪くしていると、頭では十分わかっているのでしょう。
しかし、繰り返すことによって、他人との心理的距離がどんどん開いてしまいます。

他人からの評価もどんどん下がっていきます。
その事が、さらに欲求不満を募らせ、また同じ行為を繰り返すという悪循環を招いてしまう結果になるのです。

心の中で自分がどう思おうと、どう感じようと、つまり内的体験は自由で良いと思います。

しかし、行動には責任が伴なってきます。
ですから、社会的には同じようなわけにはいかないものです。

ここで、『だからその行動を変えるように!』と頭ごなしに言われても、自分自身がすでに良くない行為と思いながら止められないのですから、強く責められた感じがしてかえって変えたくなくなるのが人情です。

それに、悪循環からの脱出方法が分からないのですから仕方がありません。

そこで、その悪循環からの脱出方法のひとつを紹介します

『それはまず、まるで鳥のようにあなたを上空から見ている、もう一人のあなた自身をイメージします。そして、行動を意識的に変えて見て、周りの反応や自分の気持ちや態度を上空から見ているあなた自身が客観的に観察してみるのです。』

そもそも「その行動を変えるように!」というアドバイスは、行動そのものに焦点を当てていて、そういう行動をとる人格を否定なんかしていないのです。

感情的になってしまうと、どうしてもそこを混同してしまいがちですね。

実は、行動は湧き出てくる感情と比べて、コントロールしやすいのです。

ですからこの脱出方法では、行動を意識的にまず変えることによって、あなたは何が変わるのかを観察し、感情的な行為のコントロール感覚を体験することが目的なのです。

あなたは悪循環に陥り、トラブルを起こしてしまう行為にまるで操られているかのようになっているので、「あなたの中にある本当の自分は評価されていないですよ。その分、すごく損をしていますよ。だから、そこからまず解放されて本当の自分を少しずつ表現できるようにしていきましょう。」という視点からのアプローチです。

つまり、まず行動を意識的に変えて、少しでも自分をコントロールできる感覚を体験して欲しいのです。今までと違ったあなたなりの成功体験を味わって欲しいのです。

「ちょっとだけどできた」「少し変われた」「周りの人たちの反応も何だか変わって良くなった」「その場を少し楽しめた」という体験です。

意識的に行動を変えることに、心理的抵抗がある人もいるかも知れません。

そんな人は、自分が俳優や女優になったつもりで、演技しながらやってみると抵抗が薄れて良いでしょう。それなら、楽しみながらできる人も多いです。

心の中にある本当の自分を表現できない・評価されないのは、やはり残念なことですから、良かったら試して見て下さい。

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<心理カウンセリングに関する、よくある質問疑問です>

今回は、心理カウンセリングでのご相談内容についてです。

心理カウンセリングでの相談内容は…

自分のこと。ご夫婦のこと。仕事のこと。対人関係のこと。などなど。

カウンセリング機関の特徴から、ご相談内容には違いがあります。

私のところでは、“うつ”やAC(アダルトチルドレン)・ご夫婦の関係性について・性格について・生きづらさ等のご相談が多いです。

心理カウンセリングでは、どのようなご相談やお悩みに対しても、心理的な側面からのサポートや援助ができます。

心理カウンセリングでは、問題そのものに対してサポートや援助できるケースもありますが、中心的には問題によって引き起こされた心の葛藤をサポートや援助していきます。

例えば、会社でのパワーハラスメントでお悩みの人に対して、問題そのものを法的に解決しようと思えば、それは弁護士さんのサポートや援助が必要になります。

一方で、その問題によって引き起こされた“うつ状態”であったり、対人関係の改善を望んだりするならば、心理的な側面からカウンセリングでサポートや援助が可能になります。

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本当はつらくて苦しい話をしているのに、なぜか相手に伝わらない。

そして、相手からは「あなたなら大丈夫よ」とか「あなたは強いから平気よ」などとガッカリするような事をよく言われてしまいませんか?

自分の中では全然大丈夫ではないし、決して強くないから伝えているのに…。
でも、なぜか伝わらない。

こういうケースでは、その時の話している表情は無意識にニコニコしてしまっていたり、平気なフリをしてしまっていることが多いです。

つまり、つらくて苦しい気持ちを伝える時に、表情は話している内容とは逆の表情であるニコニコや平気なフリをしてしまう習慣がついてしまっているのです。

これを精神分析では【反動形成】と呼びます。

人は自分の心を守るため様々な心的防衛をするのですが、その一つと言われています。

【反動形成】ばかりの心の防衛をしていると、自分のことを認めてもらっている感じがしませんし、相手からも誤解されてしまうことが多くなります。

自分に対しても他人に対しても不信感や不満が増してきますし、コミュニケーションや関係性もギクシャクしがちになります。

ニコニコや平気なフリをしてしまう習慣は、幼い頃の家庭や学校などの環境が関係して、たとえば両親の仲の緊張感を緩めるために…とか、学校でのイジメから自分の心を守るために…といったことから形作られることが多いです。

カウンセリングではそういった心の背景を考慮しながら、自分自身にとって適切で楽な自己表現やコミュニケーションができるようにサポートしていきます。

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カウンセリングでクライアントさんのお話を聴いて感じるのですが、「自分」と「悩み事」との距離感は人によって違いがあります。

ここで言う「悩み事」とは、気がかりや心配ごと、それに関する気持ちの流れなどを指します。

気がかりや心配ごとが大きくなると不安や恐怖・怒りなどの感情が強まり、「自分」と「悩み事」との距離は近くなり過ぎてしまいます。

その結果その事にとらわれ、また感情に圧倒されて、苦しい状態になってしまいます。

この場合、まず距離をとる工夫をしていくと共に、気がかりや心配ごとが多少大きくなっても、適切な距離をキープできるように心の力をつけていく事も必要でしょう。

逆に悩んでいるのだけれど、その「悩み事」と「自分」との距離感が元々遠い人もいます。

あまり自分の気持ちや内面に触れない、触れても表面的だったりする癖がついている人です。

ですから、ご本人もつらい状況になっている理由がよくわからなかったりすることが多く、思考レベルの解決方法だけを探ろうとする傾向があります。

こういったタイプの人は、自分の内面や気持ちにあまり触れないので、初めはカウンセリングが深まらないことがあります。

しかし、カウンセラー側の働きかけととクライアントさんの努力の相互作用で、もちろん内省が深まり変化してくる人も多くいます。

私たちは普段、仕事や家庭で忙しく、外界との対応に追われることが多いと思います。

ですから、「悩み事」である気がかりや心配ごとは日常生活の「邪魔者」と扱われがちです。

しかし、時にはゆっくりできる時間を作り、自分の内面世界に適度な距離を保って優しく触れ、自分の気持ちや感情の流れを味わってみるのも良いことではないでしょうか。

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<心理カウンセリングに関する、よくある質問疑問です>

今回は、心理カウンセリングに通っている人についてです。

本当に様々な人がお見えになります。

お悩みについても様々な内容があり、同じようなお悩みでも、お見えになる人の分だけ個人的な内容があると言えます。

よくあるイメージとして、心理カウンセリングに通っている人は何らかの精神疾患を患っている人というものがあります。

しかし、実際には決してその限りではありません。

もちろん精神疾患を患っている人は専門的な対象になりますが、むしろその周辺の方々や性格や人間関係、仕事や家族の問題など、ごく普通にお悩みになるようなご相談内容の人がずっと多いのです。

人間なら誰しも悩んだり、問題がこじれたりすることがあるわけですから、そういった意味では原則として誰でも対象になり得ますし、心理カウンセリングに通うことができます。

前述のよくあるイメージからなのか、カウンセリングにお見えになったり紹介されたりすると、『自分もついにこんなところに通うようになってしまった!』とか『こんなところに通う自分が情けない!』と話される人がいます。

人間でしたら悩む時期があって当然です。

決してそんな風に思う必要はありませんので、安心してカウンセリングに通って頂きたいと思います。

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カウンセリングでお話を聴いていると、“愛情を受け取れない”というタイプの人がよくいます。

私見ですが、この“愛情を受け取れないタイプ”は、さらに2つのタイプに分かれます。

まずひとつは、愛情を受け取れないし、反対に与えることもできず、独りでこもりがちになってしまうタイプです。

このタイプの人は、他人に認められたり、ポジティブな言葉をもらっても、嬉しい気持ちはあるものの、かえって居心地が悪くなり、他人からの愛情や好意を気持ち良くそのまま受け取ることができません。

心の奥底で、「自分はダメな人間だ」「自分は愛される資格がない」などという信念があるために、そのまま愛情や好意を受け取れないのです。

だから、他人や環境からプラスのストロークをもらっても、心の中で「そんなはずはない…」「本当はそうではない…」と他人を、そして自分を信じることができず混乱してしまいます。

愛情や好意を返すことも苦手で、愛情やプラスのエネルギーを与えてくれる人や場所から自ら遠ざかってしまい、独りでこもりがちになってしまいます。

そのことがまた自信を失うことにもつながり、悪循環になってしまいます。

もうひとつのタイプは、愛情を与えることはできるのですが、それが条件となっていて、与えないと愛情をもらえないと認識しているタイプです。

つまり、無条件に愛情を受け取ることができないタイプです。

一見すると他者との交流は多いのですが、特に専門家から見れば、どこか無理をしているように見えます。

無条件ということがないので根底に安心感がなく、不安から行動していたり、他者の言動を気にして実は主体的になっていません。

ですから、この習慣を繰り返していると、本当の自分の気持ちがわからなくなってきます。

どちらのタイプも、カウンセリングでお話をよく聴くと、そうなってしまう無理もない理由が人それぞれ心の中にあるものです。

その奥底にある葛藤や不安などを解消し、その人にとっての心のバランスが良くなれば、もっと楽なあり方や生き方ができるようになります。

人は見えない世界で、愛情や気持ちというエネルギーの交換をしているようです。

さて、今のあなたは“愛情を与える”とか”受け取る”という観点で考えてみると、いったいどんなバランスをとっているでしょうか?

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前回の、“思考優位な人”と“感情優位な人”の続きです。

思考優位なタイプの人は、 客観的に出来事を捉えることが上手で、論理的にお話することが得意です。それはとても良い点です。

ただ、もし極端な思考優位になってしまっていると気づいたら、その良い点にプラスして、自分の気持ちや感情とつながるように意識しましょう。

思考優位な人は頭で考えるのが得意ですが、気持ちや感情は頭で考えるものではありませんね。
胸やお腹のあたりで感じるものです。

胸やお腹のあたりに心を向けて、自分自身に対して『どう思っているの?』『どう感じているの?』とやさしく聴いてみましょう。

繰り返していくと、胸がザワザワしたりお腹が張ってきたりと、何か反応が出てくるものです。
そして、段々と自分の奥底の気持ちを感じられてくるはずです。

感情優位なタイプの人は、主観的な気持ちを話すことが多く、感情表現やそれに伴う表情が豊かです。それはとても良い点です。

ただ、もし極端な感情優位になってしまっていると気づいたら、その良い点にプラスして、冷静な時に頭で振り返って、表現した内容が本当に言いたいことだったのかを考えて見ましょう。

極端な感情優位な人は、たくさん表現しているのですが、実は本当に言いたいことや望んでいること、素直な表現ができていないことが多いのです。

そして、周りからは甘えているように見えますが、本当に甘えることは下手で、誤解されたり損をしたりしていることが多いものです。

そのコミュニケーションの繰り返しが、慢性的な欲求不満を招き、悪循環になっていきます。

両者の極端なタイプの背景には、「~してはいけない」「~ねばならない」などの観念に縛られていたり、そのままの気持ちや感情を表現することへの不安があったり、クライアントさんの話をよく聴くと無理もない理由があるものです。

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カウンセリングでお話を聴いていると、このクライアントさんは“思考優位なタイプ”とか、“感情優位なタイプ”と感じることがあります。

これらは私見ですが、…

“思考優位なタイプの人”は、冷静に淡々と話す傾向があり、話の内容も客観的に捉えたものが多く、論理的にお話します。

また、自分の気持ちを表す言葉や「あぁっ」「もう!」等といった感嘆詞は少なく、声の抑揚もあまりないのが特徴です。
男性に多いように思うかも知れませんが、女性にも結構多いです。

おそらく出来事を思い出してお話をする時には、心の中でテレビに写っている自分を観るかのようにその場面を思い出している頻度が高いのでしょう。

一方、“感情優位なタイプの人”は、文字通りで感情表現やそれに伴う表情が豊かで、主観的な気持ちをよくお話されます。

こちらは女性に多いように思うかも知れませんが、話を聴いてみると男性にも少なくはありません。

同じように出来事を思い出してお話をする時には、おそらく心の中で過去の自分自身と一体になって場面を思い出している頻度が高いのでしょう。

思考優位か感情優位かはタイプ分けであって、もちろんどちらが良い悪いという事はありません。
ただ、その優位性が極端に傾くと心はバランスを失います。

“極端な思考優位”になると、自分自身を客観視し過ぎるようになって、感情が平坦になります。
よく分からないとか、そもそも無いというような状態になると、現実感や臨場感が希薄になってしまいます。

「テレビに写っている自分を観るように」と書きましたが、度が過ぎると自分も他人と同じように捉えるようになってしまうのです。
そして、切り離された自分の気持ちや感情のエネルギーは“うつ”など病的な表現に変わっていきます。

一方、“極端な感情優位”になると、客観性を失って衝動的になりがちで、自分の気持ちや感情を持て余し、それに振り回されるようになります。

少し距離をとって自分を見られれば、冷静に解決策がわかるはずな事でも混乱してしまいます。

こちらは、主に人間関係でのトラブルとして問題が表面化しやすいです。

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気分の落ち込みや無気力を伴う“うつ”は、ストレスや環境・性格・関係性など、様々な要因が絡み合って発症すると言われます。

実際にカウンセリングでお話しをお聴きすると、その要因の中のひとつに、ライフスタイルの変化がよく認められます。

それも変化があって直ぐにではなく、環境が少し落ち着いた頃や気持ちが少し落ち着いてきた頃に調子を崩しやすいのです。

たとえば…、

・仕事が急に忙しくなった
・転職をした
・恋人と別れた
・転勤して住環境が変わった
・ずっと続けていた運動やスポーツをやめた
・引越しをした

などなど。

物理的な変化は、あなた自身きちんとストレスの自覚があるでしょう。
しかし、その心理的影響は意識的に感じてみないと意外と気がつかないものです。

たとえば、

<転職をする前は、自由に言いたいことを発言していた人が、環境が変わり周りの評価も気になって、転職先ではおとなしくなった。>

→ 結果、毎日の感情表現が少なくなる。
→ すると、その感情的エネルギーがたまり、ベクトルが上司の嫌な面に向かい、過剰に気になるようになってきたり…。

<ずっと続けていた運動やスポーツを、怪我や時間の都合でできなくなった。>

運動やスポーツは気持ちの良い汗と共に、感情やストレスを流しているものです。
また、人間の持っている攻撃性を発散していたりもするのです。

→ そこで、その心的エネルギーが滞ってしまい、自分を責める方向へとベクトルが向かってしまうと、抑うつ状態になりやすかったり…。

もちろん、心の中はそんなに単純ではないですし、他の要因も複雑に絡み合って気分の落ち込みや無気力を伴う“うつ”になるのですが、以前のライフスタイルがあなたが思っているより、心理的に支えになっていた、心のエネルギーの循環に一役担っていた、ということは実際によくあることなのです。

ですから、ライフスタイルの変化が起こった時に、以前のライフスタイルでは『心理的にどんなストレスを発散していたか?』『精神的にどんな事が満たされていたのか?』を意識的に考えてみることが、新しいライフスタイルを考え直すきっかけになりますし、心のバランスを崩さないための予防にもなると思います。

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前回は、『心理カウンセリングにおいて、あなた自身の心と必ず向き合う必要がある』というイメージには誤解があることをお話しました。

とくに自分の性格に問題があるとして向き合うことは、ただ苦しくなるばかりで、それこそ問題解決にプラスに働きません。

また、お悩みにある問題は『・・・が問題だからこうなった』と指摘されることや思い込むことによって、本当に問題として形作られる傾向があることも述べました。

たとえば…、

『あなたは(私は)依存性が強いことに問題がある』と指摘されたり思い込んでいる人がいるとします。

確かに依存性が強い傾向はあるのかも知れません。

しかし、Aさんに対してはすごく依存的になるのに、Bさんに対してはそれほどならないということがあります。
また、ネットワークを増やしたり、コミュニケーションのあり方を変えたりすると、それほど依存的でなくなることもあります。

つまり、関係性や置かれている状況や見につけるスキルによって、問題と言われることは大きく左右される訳です。

そういった意味では、個人の中に問題があるという一面的な捉え方は危険なのです。
ましてや、その事が自分を責める材料になっては何も良いことはありませんね。

ですから、あなたの心の中に問題があると捉え過ぎている場合には、我慢をせずに環境や状況を変えて見ることも大切なのです。

そして、カウンセリングでは問題についてではなく、解決に向けてのお話が少しずつ出来てくると良いですね。

あなたの中に問題があると捉え過ぎて、かえってその問題を複雑にしているケースはよくあることなので、どうか気をつけて下さい。

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カウンセリングでお話していく中で、しだいに気持ちが落ち着き、また心の整理がついてきた後、お話してきた中での気づきを日常生活で活用して行動を起こしていく時機が訪れます。

しかし、その行動を起こしていく一歩手前で、少し足踏みするケースがよくあります。

気づきを手に入れ、自分自身が変化してきたことを感じてはいるものの、日常生活ではその気づきや変化を実践していないのですから、まだ自信がなくて歩み出すのを躊躇するのです。

また、今までも何度か小さなチャレンジはしてきたものの、いつも失敗に終わってきたということもあるはずです。

そういったことを繰り返すうちに、『自分にはこの問題を解決することができないんだ』という思いやイメージが固まっていることもあります。

チャレンジしても失敗するイメージが強過ぎる時、私たちはあえてチャレンジはしないものです。

実際に足踏みしている段階で、クライアントさんに行動を起こしていく自分をイメージして頂くと、『何だか怖い』とか、『かえって悪いことになりそうな気がする』といった感想を言う人がいます。

漠然とした怖さと不安から、まるでチャレンジして成功するよりも、小さな失敗を繰り返すことを手放さないでいるという感じです。

未だ踏み入れていない問題解決の道を選び、不安や葛藤を味わうよりも、たとえ悪くても今までのバランスを保っている方が、この時点では気持ちは楽であると感じているのです。

しかし、それも当然のことです。

なぜなら、あなたにとって実際にチャレンジしていくこと=新しい意味の行動を起こしていくことは…

いままで経験したことがない状況を体験すること。
いままでの自分とは違うあり方を生きること。

であるからです。

ですから、すごく怖くて不安なのも当然ですね。

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どうしても乗り越えられない今の自分の悩みが、子供のころに負った心の傷や消化しきれていない感情と無意識の世界でつながっていること。

そして、その捉え直しや癒しによって、今の自分の人生が楽な方向や前向きな方向へと変わっていくこと。

そういった事は、心理カウンセリングの世界では決して珍しくないことです。

私がカウンセリングをしていく中でも、なかなか回復しない病状や変わりにくい対人関係の背景に、アダルトチルドレン(AC)を含めた子供の頃の親との習慣化した関係性や家庭の中で受けた心の傷(トラウマ)が大きく影響を及ばしているケースが多くあります。

なかなか回復しない病状とは、何年も繰り返す抑うつ状態たったり、自分に対する強い否定感だったり、人生に対する虚無感や現実感の希薄さだったり…。

変わりにくい対人関係とは、本当は嫌なのに周りの期待にそって振る舞ってしまったり、相手に対してNOと言えず問題を抱え込んでしまったり、不幸を招く依存的な関係から抜け出せなかったり…。

人は、誰かにしてもらった事・与えてもらった事・示してもらった事を、自分の心の中に取り込んで初めて、自分自身に対しても同じことをすることができるようになると言えます。

ですから、生まれ育ってきた関わり合いの環境は、その後の自分自身との関わり合いや他人との人間関係に大きな影響を及ぼすことになります。

関わり合いの中で、たくさんの愛情を受けた人は、自分に対しても愛情をたっぷり向けることができます。

しかし、心を傷つけるような言動や暴力を受けた人は、苦しいながらも結果的に、自分自身に対しても傷つけるように接してしまう傾向があるのです。

そして、そのような悪循環から容易には抜け出せないのです。

自分が関わりあった関係性の世界しか知らないので、それが当たり前になってしまい、自分には幸せになったり楽になったりする権利や資格を感じられない人も多くいます。

幸せになったり楽になったりする状況が少しでも訪れると、何故か居心地が悪くなって自らそれを壊してしまう傾向があります。

たとえ幸せになりたい楽になりたいと思っていても、その方法や変わっていくプロセスが分からない人も多くいるでしょう。

心の傷は必ず癒せるものです。

まずは、今あるそのままの自分を認めながら、そこから楽な方向へ変わりたい自分・主体的な人生を生きたがっている自分を漠然とでも良いですから感じて、その自分を大切にしていきましょう。

そして、自分の心が癒される意味合いや価値を少しずつ膨らませて大きくしていきましょう。

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カウンセリングルーム

プロフィール

中村はじめ
1968年生まれ 男性
心理カウンセラー
公認心理師(国家資格)
精神保健福祉士(国家資格)
横浜(個人開業)及び杉並区(メンタルクリニック勤務)を中心に心理カウンセラーとして活動中。

※詳しくはプロフィール

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