劣等感

ACからの回復のために

“アイデンティティの確立”がうまくいかないと…

前回は“アイデンティティの確立”とはどういうことかを述べました。今回は“アイデンティティの確立”がうまくいかない場合のお話です。“アイデンティティの確立”がうまくいかないことを、“アイデンティティの拡散”と言います。具体的に“アイデンティテ...
ACからの回復のために

青年期におけるアイデンティティの確立

“アイデンティティの確立”という言葉を聞いたことがありますか?さまざまな分野で使われていますが、心理学では青年期の発達課題とされます。青年期は自分探しの時期です。「自分はどんな人間や性格なのか?」「これからどう生きていくのか?」「どんな仕事...
気分の落ち込み(うつ)を理解する

万能感を伴った気分の波がある

気分の波がある人の中に、調子が良い時に万能感が出てくる人がいます。万能感とは具体的には、現実とは掛け離れて過剰に自分は何でもできる感覚です。一方で落ち込む時には、過剰に自己否定してしまう事が多く、そういった波を繰り返す事になります。万能感が...
心と体を楽にするスキル

雑念が病的なものにならないために

あなたにも“雑念”がわいてくることはありませんか?ここで言う“雑念”とは、意思とは無関係にあらわれる思考のことです。これに感情的な苦痛が伴うと、気分は否定的になります。たとえば…(強迫的で少し極端な例ですが)『眠れないと頭がおかしくなって大...
ACからの回復のために

あなたの家族の中での心理的役割は?

あなたは家族の中で、どんな心理的役割を担っていますか?自分が思っているより、その役割は心に染み付いているかも知れません。心理的役割とは…、たとえばこんな家族がいるとしましょう。--------------------------------...
カウンセリングを受ける

“生活のしやすさ”を目標にしてみる

カウンセリングを受けると言うと、その目標が抽象的で難しい内容になってしまうことがあります。たとえば…「同年代の人と同じような社会的に立派な自分になること」「誰々のように人格を高めること」「心を強くするために、もっと精神性を高めること」コンプ...
ACからの回復のために

ポジティブに捉えられる自分になりたい

「物事をポジティブに捉えられる自分になりたい。」「ポジティブ思考を身に付けたい。」私もそう思います。そうなれたら、やはり人生を前向きに生きられますよね。そしてカウンセリングには、「ネガティブにしか考えられない自分が嫌で仕方がない」「上司にど...
ACからの回復のために

失敗する怖さが強い人は…

教育心理学には、【目標に対する動機づけ】について、こんな式があります。達成場面での動機づけ=(成功願望ー失敗恐怖)×成功可能性×目標の価値心の動きについて、こんな式があるのは珍しいので面白いですね。今回注目して欲しいのは、失敗に対する恐怖が...
気分の落ち込み(うつ)を理解する

あなたにとっての『普通』とは?

あなたにとっての『普通』とは何でしょうか?クライエントさんはよく「こんな自分は普通でないですから」「こんな症状が出るのは普通でないですよ」とお話しすることがあります。『普通』を辞書で調べると、「特に変わっていないこと。ごくありふれたものであ...
気分の落ち込み(うつ)を理解する

自己表現がうまくいかない2つのタイプ

自己表現がうまくいかないタイプには大きく2つあります。1つは、自分の気持ちや考えをきちんと表現していない非主張的タイプ。2つは、自分の気持ちや考えを相手に押しつけがちな攻撃的タイプです。非主張的タイプの心理的背景には、自信の無さや相手にどう...
心と体を楽にするスキル

聴き上手が話し上手になる

これは知人から聞いた、美容師さんの話です。その人は「自分はお客さんと話が上手くできない」という、コンプレックスを持っていたそうです。最初は「何とか面白い話をしないといけない」とか、「ヘンな間が空いたらいけない」と緊張しながら、どんなお客さん...
ACからの回復のために

焦ってしまう時どうすれば良いか?

『とにかく早く治りたい』『同じ年齢の人と比べると、こんな状態ではいられない』など…とても焦ってしまって、その焦ることがさらに悪循環を招いてしまうことがあります。そもそも“焦る”という状態とは、心の中でどのような事が起こっているのでしょうか?...
カウンセリングを受ける

村上春樹の世界とカウンセリング

前回に“村上春樹の世界と心理療法の共通点”というタイトルで、心にプラスになる本の紹介をしましたが、皆さんは『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読まれたでしょうか?主人公は過去に深く傷ついた理不尽な出来事を、十数年来誰にも話さなかっ...