思春期

ご家族の方のために

両親が子供の問題の責任を感じ過ぎてしまうと

心理カウンセリングでは家族の悩みはよくあるご相談で、その場合お子様に症状や問題があってまず親がご相談に見えるケースがあります。そしてお話を聴くと、ご両親様(とくにお母様)が自分の責任で子供がこのようになったのではないかと必要以上に責めていることがよくあります。
ご家族の方のために

家族の中の悪者はいったい誰でしょうか?

家族カウンセリングでの架空シーンですが相談に来た男の子が言います。「お母さんが僕に細かく言ってかまいすぎたから、生きるのが窮屈になって苦しいんだ。だからお母さんが悪いんだ!」その気持ちを受けて止めてさらにお母様や御婆様にも話を聴いていくと…
こころにプラスな本

自分にはよくわからない自分

他人にはわかるけど自分にはよくわからない自分が存在します。短編小説『空中ブランコ』奥田英朗著の中ではベテラン空中ブランコ師が突然失敗を繰り返すようになり、破天荒な精神科医との関わりの中、自分には思いもよらない自分を目の当たりにします。
気分の落ち込み(うつ)を理解する

内的イメージが関与する心的現実を聴く

悩んでいる人が訴えることが現実としてどうなのかとは別次元で、心的現実つまり心の中のイメージを事実のように感じて悩んでいることがあります。またその内的イメージは心の深層が関わっています。その心的現実を深く理解して話を聴いていくには心理カウンセラーが身に付けた専門的な知識と聴き方が必要になってきます。
ご家族の方のために

“ひきこもり”に対してのカウンセリング

ひきこもりは自宅にひきこもってしまい学校や会社に行かない状態を指します。ここではカウンセリングについて説明します。本人が自ら相談しに来ることは稀ですが、ご家族がご相談されることによって直接ではなくてもご本人のお悩みや状態への援助に対して十分効果的です。
よくある疑問質問

心理カウンセリングでの相談内容について

心理カウンセリングに関するよくある質問疑問で今回は心理カウンセリングでのご相談内容についてです。自分自身、ご夫婦、家族、仕事、対人関係など様々です。私のところでは気分の落ち込み(うつ状態)・AC(アダルトチルドレン)・ご夫婦の関係性・性格について・生きづらさのご相談が多いです。
ACからの回復のために

“良い子”の役割を無理に続けてしまうと

良い子の役割を長い間無理に続けてしまうと、思いもよらない結果を招きます。よくある例を挙げて見ましょう。Aさんはよくある例をもとに、私が創造した人物です。
ACからの回復のために

“アイデンティティの確立”がうまくいかないと…

前回は“アイデンティティの確立”とはどういうことかを述べました。 今回は“アイデンティティの確立”がうまくいかない場合のお話です。 “アイデンティティの確立”がうまくいかないことを、“アイデンティティの拡散”と言います。 具体的に“アイデン...
ACからの回復のために

青年期におけるアイデンティティの確立

“アイデンティティの確立”という言葉を聞いたことがありますか? さまざまな分野で使われていますが、心理学では青年期の発達課題とされます。 青年期は自分探しの時期です。 「自分はどんな人間や性格なのか?」 「これからどう生きていくのか?」 「...
ACからの回復のために

あなたの家族の中での心理的役割は?

あなたは家族の中で、どんな心理的役割を担っていますか? 自分が思っているより、その役割は心に染み付いているかも知れません。 心理的役割とは…、たとえばこんな家族がいるとしましょう。 -----------------------------...
カウンセリングを受ける

村上春樹の世界とカウンセリング

前回に“村上春樹の世界と心理療法の共通点”というタイトルで、心にプラスになる本の紹介をしましたが、皆さんは『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読まれたでしょうか? 主人公は過去に深く傷ついた理不尽な出来事を、十数年来誰にも話さなか...