クライエントさんにストレスをかけずに

心理カウンセラーをしてきて、ここ何年か自分のテーマとして掲げていることがあります。

それは、クライアントさんに『なるべくストレスをかけずに』、『できるだけ短期間に』、“楽なこころのあり方”や“なりたい自分”になって頂けるようにするには、いったいどんなことができるか?です。

心理カウンセラーなら当たり前のテーマですが、実際に意識し続けて行ってみると、とても深いテーマなのです。

『できるだけ短期間に』と言うのは、カウンセラーが共感や分析するばかりで、何年もカウンセリング通いになって心に変化が起きなければ、プロとして本当に申し訳がありません。

と言って、急激な変化はかえって心のバランスを失ってしまいますから、そんな時は上手に(これもなるべくクライアントさんにストレスなく)ブレーキをかけてあげないといけないのです。

また、心が変わっていくプロセスには、怖さや不安がともなうことが多いのです。
『なるべくストレスをかけずに』と言うのは、新しい自分のあり方を生きる怖さや不安に対して

「そこを生きていく意味合いや価値を一緒に見出したり。」
「確認し合ったり。勇気づけたり。」
「怖さや不安の過度なイメージを、少しでも小さくしたり。」
「実際に経験していく行動のハードルを、無理のないように調整したり。」
「まるで苦行のようになっていたら、ストーリーを替えてあげて、笑いや楽しみの要素をつけ足したり。」

他にもいっぱいありますが、とにかく変化することに対してクライアントさんに『なるべくストレスをかけずに』なのです。

それには、技術はもちろん相当必要なのですが、それを使いこなす知恵や頭の柔軟さが大切だと感じています。

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