2022年 6月

うつ状態になった人は、まず十分休養をとるように勧められます。

もっと具体的に言うと、身体を休ませて、さらに心や頭も十分休ませることが大切です。

しかし、うつ状態になった人は心や頭の中がとても混乱していて、心や頭を十分に休ませることが、その状態ではとても難しいのです。

例えば、会社をしばらく休むことになっても『こんな状態で本当に休んで良いのだろうか?』と罪悪感に苛まされたり、休んでいる間やその後の仕事のことが頭から離れず常に不安だったりと、休職して身体は休んでいても、心や頭はまったく休めていないことが多いのです。

ところが周りの人から見れば、十分休養を取っているから時間と共に回復するだろうと考えるでしょう。

一方で本人は、会社を休んでいるのにあまり休めている感じがしない。
状態もそれほど変わらないと、不安感や罪悪感が募ってとても焦っていたりします。

見守るご家族の方もご本人様も、『何故だろう?何かおかしいなあ』と感じながらも時間だけが過ぎていきます。

こんな時は、身体は休んでいても心や頭がほとんど休めていない状態なのです。
ですから、心的エネルギーが蓄えられずに、うつ状態から抜け出せないのです。

これは、とても苦しい状態ですね。

その根本的な解消には、少しずつでも『心や頭を休ませることができる自分』を育んでいく必要があります。

お薬を飲んで十分に休養を取っても、うつ状態からあまり回復しない場合は、カウンセリングがお役に立てます。

【カウンセリングご希望の方へ】
“ひとり”で悩まないで、ご相談下さい。
ご一緒に、お悩みやその問題と向き合っていきましょう。
心が楽になって、“なりたい自分”にきっと変われるはずです。

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<心理カウンセリングに関する、よくある質問疑問です>

今回は、心理カウンセリングを行っている場所についてです。

カウンセリングを実際行っている機関は、様々なところがあります。
また、その機関の特徴から通われるクライエントさんやご相談内容にも違いがあります。

具体的な機関を挙げると、病院やクリニック併設のカウンセリングルーム・民間のカウンセリングルーム・行政内にある相談室・企業内の相談室・学校のカウンセリングルーム・大学内の相談室・教育相談センター・NPO法人などがあります。

一般的には、病院やクリニック併設のカウンセリングルーム・民間のカウンセリングルームに通われる方が多いでしょう。

また、ご自分の所属している学校や企業で利用できる相談室がある場合は、そこを利用することもできます。

料金についても違いがあり、通常のカウンセリングルームでは健康保険が適用されない料金を頂きますが、行政内にある相談室や大学内にある一般向けの相談室・NPO法人では、無料であったり格安であったりすることが多いようです。

ただし、行政内の相談室では子どもや教育の相談に限られていたり、大学内の一般向け相談室では、大学院生の訓練を兼ねていたりする事情もあります。

企業内の相談室では、会社内での調整をしてもらえるメリットがあるようですが、逆に話し難いと訴える人も多く、そういった人は外部のカウンセリングルームに通われています。

また、企業内の相談室でのカウンセリングは様々な制約があるようで、病院やクリニック併設のカウンセリングルームや民間のカウンセリングルームの方が、医療的・心理的に深いアプローチをしていると思います。

何よりご自分の事情に合った、カウンセリングを行っている機関を選択してください。

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前回は、“強い不安にのみこまれてしまい、その状態から抜け出せず苦しい”というお悩みについて書きましたが、今回は続きになります。

「不安にのみこまれて苦しい」というお悩みのベースにある心のテーマは、他人主体の在り方で自分をまだ確立しきれていなかったり、依存と自立の葛藤が心の奥底にあったり、それは相応の時間をかけてカウンセリングしていく必要があります。

ただ、意識的になるべく不安のイメージを膨らませない、イメージの世界から一旦でも抜け出す努力や工夫は日常的にすることはできますし、なるべく練習していって欲しいですね。

何とか安心しようと脳は次から次へと答えを出そうと考えていくので、現実には起こっていないネガティブなことまで想像してストーリーを作り出し、妄想のような現実離れをどんどん起こしていきます。

もしくは同じところをグルグル回って考えて、さらに不安を大きくさせていくといった、これらがお化けのように不安のイメージを膨らませている状態とも言えます。

ですから具体的には、不安が強い時は最初は難しいものの、こういった循環に気づいて一旦考えるのを止める、それでもおそらくまた不安な考えが出てくると思いますが、自分なりの工夫をしてまた止める練習をして欲しいです。
(その人に合った工夫はカウンセリングでも一緒に話し合っていきます。)

サポートがあるとやはり有効で、分かってくれる人に話を聞いてもらったり、カウンセリングで話していくだけでも感情が流れ、膨らんだイメージから一旦抜け出して、現実に近い程度の不安になることは実際よくあります。
(適切な対応をアドバイスしてもらったり、他の可能性を示してもらったりして、心や思考の認知を広げることもできます。)

まずは不安なイメージにのみこまれていることに気づく、サポートを受けながら一旦イメージの世界から抜け出す努力や工夫をしていくことを繰り返すことによって、またベースにあるテーマとも向き合っていくことによって、強い不安に対して凌駕されない心の力をつけることはできるはずです。

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強い不安にのみこまれてしまい、その状態から抜け出せず苦しい、というご相談はカウンセリングでは多くあります。

その不安とは、怒られるのではないか?認められないのではないか?嫌われるのではないか?見捨てられるのではないか?など人それぞれです。

不安にのみこまれると、何とか安心しようと脳はフル回転で答えを考え出そうとするので、ものすごく疲れてしまいます。

しかも焦っているので心の視野が極端に狭くなり、落ち着いている時なら難なく分かる対応や答えが見つからず、またとりあえず棚上げすることもできません。
同じことをグルグル回って考えたり、行動が空回りしたりして、さらに状況を悪化させてしまうこともあります。

「のみこまれる」と表現しましたが、これは心の中でお化けのように大きく膨らんだ不安のイメージに自分自身が取り込まれ、完全に凌駕されてどうにもならない状態です。

しかし、これはあくまでも心の中の大きく膨らんだイメージの世界であって、現実はイメージより小さな事実のはずですし、とりあえず棚上げしたり、適切に対応したりすれば何とかなることが多いはずです。

と言って、ご相談にお見えになる人の不安なイメージの力はとても強力だったり、そのイメージの世界に凌駕されない心の力がまだ弱かったりするので、同じようなパターンにハマるといつも不安になって苦しんでしまうのです。

※ 次回へつづく

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過去の失敗や出来事に囚われて苦しんでいる人が、カウンセリングには多くお見えになります。

カウンセリングでは、クライアントさんそれぞれの事情や心のテーマをよく聴きながら、その囚われから解放されて心が楽になるように進めていきますが、ここでは過去と未来に関する時間感覚の捉え方のお話をします。

成功哲学の本や、成功している経営者の体験本、また脳機能科学についての本にもよく書かれているお話です。

それは、時間は「過去から未来」ではなく、【未来から過去】に流れているという考え方です。

一般的に、私たちは過去から未来への流れに乗って時間を移動しているという考え方(モデル)を持っている人が多いと思います。

しかし、【時間は未来から過去に流れている】という考え方(モデル)では、私たちは定点に居て、未来から過去へ向かっている流れの中にいるとします。

実際にどうなのかは証明できないのでしょうが、こういった考え方(モデル)を自分が選ぶことによって、過去の囚われから解放されやすくなり、未来をコントロールできる可能性をより感じて、とても前向きで未来志向な自分になれることは確かだと思います。

まず、【時間は未来から過去に流れている】という考え方(モデル)では、過去はどんどんと後ろの方へと遠ざかっていくものであって、執着する価値のないことだという感覚が大きくなります。

また、未来に対して目標を持つこと、なりたい自分をきちんとイメージすること、そして行動に変える具体的な計画を立てることによって、カラーバス効果と呼ばれる、未来をコントロールできる感覚を持つことができるようになってきます。

ここでのカラーバス効果の意味とは、未来から過去へ流れる時間の中で、未来から文字通り色々なカラーボールが流れてくるとします。

明確な目標や“なりたい自分”へのイメージがなく、自分の未来に対して受け身的だと、ただその瞬間に必要だったり、好みだったりするボールを受け取って(選択して)いることになります。

しかし、未来志向になって、明確な目標や“なりたい自分”のイメージを持ち、そして行動していくと、自分の描く未来に必要かつ大切なカラーのボールに気付きやすくなり、それを主体的に選択して受け取っていくことができるようになっていきます。

つまり、心の無意識の潜在能力を利用することができるのです。

自分の心身を自己コントロールできる感覚が大きくなると、心はより充足してくるものです。
【時間は未来から過去に流れている】という考え方(モデル)を選んでみるメリットは大きいと思います。

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<心理カウンセリングに関する、よくある質問疑問です>

今回は、プライバシーについてです。

プライバシーは、もちろんきちんと守られます。

カウンセラーとお話をしていく上で、秘密保持がきちんと守られなければ、クライアントさんは安心して心の内を相談することが難しいでしょう。

カウンセラーには守秘義務がありますので、もし破るようなことがあれば罰則がありますし、倫理的にも問われるのです。

ですから原則として、未成年のお子様であっても、ご本人の許可なくご相談内容をご両親様にお話しすることはできません。

ただし、ご本人に不利のないことを前提に、内容ではなく面接の雰囲気や進み具合をお伝えする程度のことはあり得ます。

また、いくら守秘義務があると言っても、クライアントさんに自殺など生命を脅かすような危機がある場合はその限りではありません。

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前回は、コミュニケーションをとる上で、「自分の領域」と「相手の領域」があることを述べました。

また普段の何気ない会話の中で、私たちはあまり意識せずについ「相手の領域」へ入ってしまうことがあります。
そして、相手を不快にさせたり自分でも後悔したり、関係を悪化させるようなトラブルを招くことさえあるものです。

今回は、その普段の何気ない会話を例に示して見ましょう。

例えば…

「あなた、なぜゴミ出しもしてくれないの?」と言うと、【相手の領域】に侵入してしまっているのが分かりますか?

相手は「自分の領域」に侵入されると、たとえ正しいことでも責められたような感じがしてしまい反発してしまうのです。

この場合、【自分の領域】だけで話せば以下のようになります。

「私、今手が離せないからゴミ出ししておいてくれる?」

これだと、【相手の領域】に侵入してなくて【自分の領域】だけで話しているので、相手は内容を受け入れやすくなります。

もう一つ例を挙げると…

「今あまり仕事が忙しくないのなら、手伝ってもらえませんか?」と言うと、【相手の領域】に侵入してしまっています。

「この仕事は明日が期限なんだけど、私いっぱいいっぱいなので、手伝ってもらえませんか?」

これなら【相手の領域】に侵入してなくて【自分の領域】だけで話しているので、関係も悪くならず何もなければ手伝ってもらえる確率は高くなるでしょう。

ポイントは、私を主語にして事情や気持ちを述べ、そしてお願いの形で伝えることです。

これは以前に書いたアサーションのスキルにも共通したことになりますので、宜しかったら以下のリンクを参考にして見て下さい。

アサーティブな自己表現とは http://7kokoro7.com/archives/5507.html

アサーティブな自己表現の公式を使ってみよう http://7kokoro7.com/archives/5509.html

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コミュニケーションをとる上で、私たちはそれぞれ背景にある事情や心のあり方は異なります。

背景にある事情や心のあり方とは、個人が今まで体験してきたこと、育った環境、価値観、その日の体調や気分、その時々の考え方や認識の仕方などです。

私たちはそれらを前提として、また影響を受けながら生きています。

自分が感じたり考えたりする世界=主観的世界は、個人の中では常に変化していますし、人それぞれであって他人からはよく分からないものです。

つまり、自分にしか分からない「領域」を皆それぞれ持っていて、そこを生きていると言えます。

例えば、同じ映画のラストシーンの感想を何人かに聞けば、それぞれ異なるのは当然です。

それぞれ「自分の領域」で感想を持っているわけですが、もし「そういう感想を持つのはおかしい」となれば「相手の領域」へ侵入したことになります。

映画の感想なら「相手の領域」を尊重することは簡単ですが、実は普段の何気ない会話の中で、私たちはあまり意識せずについ「相手の領域」へ入ってしまうことがあります。

そして、相手を不快にさせたり自分でも後悔したり、関係を悪化させるようなトラブルを招くことさえあるものです。

次回は、その普段の何気ない会話を例に示して見ます。

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以前、【目標に対する動機づけ】 について、心理学では珍しい?次のような公式をご紹介しましたが…

達成場面での動機づけ=(成功願望-失敗恐怖)×成功可能性×目標の価値

今回はこんな公式をご紹介します。

B = f ( P, E )

社会心理学において功績を残した、クルト・レヴィンは、
【行動は人と環境との関数である】として上記の公式を示しました。

Bは行動(Behavior)、Pは人(Person)、Eは環境(Environment)です。

問題と言われる行動は、兎角その人自身の内的要因ばかりに目を向けられがちですが、この公式はその人がどのような環境に置かれていたか?状況が及ぼしている力は何か?という外的要因にも目を向けなければ、その行動は理解できないことを教えてくれます。

ナチスドイツによるユダヤ人大量虐殺で、強制収容所へ移送する指揮官を務めていたアドルフ・アイヒマンが戦後の裁判で公の場に現れた時、その姿に多くの人が唖然としたそうです。

とんでもない大悪人をイメージしていた人にとって、彼はあまりにも気の弱そうな冴えない普通の人で「命令に従っただけ」と繰り返すばかりでした。

その事をどう捉えるかは様々ですが、環境や状況の力といった外的要因が彼の行動に大きく影響を及ぼしていた事は間違いないでしょう。

こちらはあくまでも極端な例でしたが、もし家族の一員が問題となっている時、本人の内的要因ばかりではなく、自分を含めた周りの環境や関係性による影響力との相互作用を考えていく視点も大切なのではないでしょうか…。

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カウンセリングルーム

プロフィール

中村はじめ
1968年生まれ 男性
心理カウンセラー
公認心理師(国家資格)
精神保健福祉士(国家資格)
横浜(個人開業)及び杉並区(メンタルクリニック勤務)を中心に心理カウンセラーとして活動中。

※詳しくはプロフィール

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