カウンセリングの通い方と期間について

【カウンセリングの通い方と期間について】

カウンセリングの通い方については、お悩みの内容によって異なります。

今あるお悩みに関して心理的な背景を知りたい、ご家族の方がお子様の状況への心理的アドバイスをして欲しい、といったケースでは、コンサルタント的に一回や数回通って頂くことになります。

気分の落ち込み(うつ)を改善したい、アダルトチルドレンから回復したい、依存と自立の葛藤など心のテーマを乗り越えていきたい、といったケースでは、今まで積み重なったものを変えていく必要があるため、できるかぎり定期的かつ継続的に通って頂くことになります。

定期的とは、クライアントさんの御事情に合わせてで結構なのですが、1週間おき・2週間おき・3週間おき等といった間隔です。気持ちが楽になってきたり状態が良くなってきたりしたら、期間を延ばしていきます。

どれくらいの期間を通えば良いかという質問もよく受けるのですが、これもお悩みの内容や心のテーマの深さによって異なってきます。通常は数カ月、ケースによっては1年以上ということもあります。

もちろん同じ状態が続くのではなく、波があるものの状態が少しずつ改善されながら、また心のテーマも変化しつつ継続していくことになります。

定期的かつ継続的に通って頂きたい理由のひとつには、調子が悪くなってお越し頂いたり、問題がこじれてしまってからお越し頂くと、その時の気持ちを楽にするためだけに、また表面的・対症療法的な解決だけに、限られた時間を費やすことになってしまうからです。

つまり根本的な改善には、もう少し心の深い部分での変化に対するアプローチの機会も必要になってくるのです。

たとえて言うならば、お悩みに関する問題やテーマを毎回のカウンセリング場面で一緒に話し合って、まるで鍋の中に入れて火をかけていくようなものです。
ご一緒に火をかけて温めていき、またそれによって圧力をかけて、心の中の変化を促したり待っていくわけです。

ここであまりにも期間が開いて火の勢いが弱まったり、圧力が抜けてしまったら、期待するような変化が起きにくいのです。

もちろんクライアントさんの御事情に合わせてで結構なのですが、以上の点を頭に入れて頂くと、カウンセリングの効果もより高まるはずです。

(※あくまでもこちらでのカウンセリングについての考え方です。また、診断や専門的ケアは必ずお医者様に受けて下さい。)

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