統合の記事

『あるがままの自分でいいんだよ』
『あなたはあなたのままでいいんだよ』

という言葉かけがあります。

自分を認めることができずに『こんな自分ではいけない』と自責的に思って行き詰っている人には、とても救われる言葉だと思います。

本来、『あるがままでいい』というのは、…

人間だからおかしいところや修正すべきところがあり、それを明らかに見究めてた上で、でも、これも人間だから今直ぐには変えられない自分がいる。

だから、その自分を肯定的・受容的に認めながら未来に向けては変わっていこう、という意味合いだと思います。

決してそのままの自分で問題はないという意味ではありません。

ですから、『あるがまま』という意味合いを履き違えると、かえって問題をごじらせてしまう事があります。

実際にお悩みになっている人や問題を抱えている人は、未来へ向かってどこか自分自身を、もしくは主体的に環境を変えていかないといけない事が多いのです。

そもそも人間は誰でも、環境や人間関係の移り変わりに対して、自分自身も常に変化させていかないと生きられないはずです。

でも、心がまだ未熟だったり依存性が強い人だと、『あるがまま』を履き違えてしまい、自分は変わらなくて良くて全て周りのせいであるかのように被害者意識が強くなってしまうことがあります。

自己愛の保ち方に偏りがある人も、やはり『あるがまま』を履き違えてしまうことが多く、内省して自分自身を変えていくという考えになかなか至らないことがあります。

ですから、私は不用意に『あるがままの自分でいい』『あなたはあなたのままでいい』とは言いません。

やはり変わる必要のあるところは、伝えていく時機というのはありますが、私はきちんと伝えていきますし、その方が良心的だと思っています。

カウンセリングは相互作用ですので、カウンセラー側にも問題があります。

未熟なカウンセラーや、残念なことに自分の何かを満たすために行っているようなカウンセラーは、『あるがままの自分でいいんだよ』『あなたはあなたのままでいいんだよ』といった言葉を連発する傾向があります。

言われたクライアントさんは、表面的には気持ちがいいので『あるがまま』を履き違えながら受け入れてしまいます。

それが続くと、自分を変えていく力や主体的に生きていく強さが奪われ、気持ちはいいけど長年何も変わらず結果的には苦しむという事態になってしまいます。

話が少し逸れましたが、人の心に強く訴える言葉の使い方や捉え方には注意が必要です。

『あるがまま』を履き違えないで、本当に楽になれる自分へと変化していって欲しいです。

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あなたは『自分自身のことは自分が一番わかっている』と思いますか?

確かにその通りかも知れません。

しかし、他人にはわかるのですが、自分にはよくわからない自分も存在します。

短編小説『空中ブランコ』をご存じの人も多いと思いますが、その中でベテラン空中ブランコ師は突然に失敗を繰り返すようになります。

本人は、自分に問題はないと訴えます。
そして、破天荒な精神科医との関わりの中、やがて自分には思いもよらない自分を目の当たりにします。

詳しくは小説を読んで頂くとして、自分には思いもよらない自分に気がつくこと。
それが自分にとって認めたくない欠点であったり、情けないと感じることならば、つらいことですね。

そんな自分に気づくことにプラスの意味合いや価値を見出せなければ、ただ苦痛なだけでしょう。

しかし、そこに自分なりのプラスの意味合いや価値を見出し、たとえ欠点であったり情けなかったりする自分でも、それも大切な今の自分の一部である。

そして、実は長所にもなり得る部分なんだと、心の中で受け容れられるようになってくると、その人は人間的に一回り成長するようです。

もちろん、認めたくない自分や見たくない自分を、できれば避けて通りたいのが人情でもありますが…。

 空中ブランコ
 奥田英朗 著

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少し前に、思考レベルと感情レベルで『分かる』ことの違いについて書きました。

カウンセリングの内容はよく理解されないことが多いのですが、その大きな一つにこの“感情レベルで分かっていく”こと、“腑に落としていく”ことがあるのです。

それによって言動や習慣、自分自身を実際に変えていくのですから、そのプロセスは思った以上に地道な作業の繰り返しを含みます。

しかし、それを繰り返すことで確実に自分の基盤の部分が変わってきます。

ですから、できれば“思考レベル”の頭ですぐ判断せずに、都合の良い間隔で構わないので、定期的にカウンセリングを続けて頂くときちんとした効果が出るはずです。

実際、楽に変われる人や結果的に早く変われる人は、定期的にお話をしながら地道なプロセスを経ていくことが多いです。

とは言え、なるべく早く楽に変われるようにアプローチするため、私も日々努力しています。

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『分かる』ということには、“思考レベル”と“感情レベル”の次元があります。

“思考レベル”で分かるとは、文字通り頭の中で考えて理解する次元になります。

“感情レベル”で分かるとは、心の深い部分に落とし込んで理解し、実際に言動や習慣が変わってくるような、いわゆる腑に落ちてくる次元になります。

本やHPで情報や知識を得て、思考レベルの頭で理解しても、自分は実際にはほとんど変わっていないことはよくあるでしょう。

たとえ変わっても一時的で、直ぐに自分が元に戻ってしまうことが多いのも同じで、
“感情レベル”では本当は分かっていない、腑に落ちて分かっていないのだと思います。

次回は、その『分かる』という事とカウンセリングについて書きます。

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「仕事で人が大勢いる部署に転属になったら、何だか周りから責められているような感じがしてきて怖くなってきた。だから他人の視線が怖いんです。」

「大学生になった頃から突然、自分の言葉遣いや服装がこれで良いのか気になり出し、親に大丈夫か何回も確認するようになって苦しい。」

これを聞いた親や周りの人は、

「大丈夫よ。誰も責めてなんかいないし、あなたの事をよく見てなんかいないから。」

「大丈夫よ。何もおかしくないから自信を持ちなさい。そんなに他人は気にしていないんだから。」

等とアドバイスを返すことが多いでしょう。

実際に、アドバイスされたような“現実”が本当のところなのでしょうが、上記のようなお悩みがこじれている場合だと、本人はそういったアドバイスでは納得がいきませんし、実際に怖かったり気になったりすることは何も解消されないのです。

それは、本人が訴えていることが“現実”としてどうなのかとは別次元で、自分自身の心の中の現実=“心的現実”として、言わば心の中のイメージとして事実のように本当に感じていて、またその人の心の深層に関わっていることだからです。

たとえば上述の例では、

人が大勢いる部署への転属を機に、実はほとんど自己主張ができなかった人が、自分自身の主体性を試されるようになり、それが他人の視線に投影して怖くなっているのかも知れませんし…。

大学生になってアイデンティティーを確立していく際に、以前から持っている強い劣等感や依存的な傾向が影響し、服装や言葉遣いといった外的基準に代償的にこだわるようになっているのかも知れませんし…。

そういった心の深層がイメージとして“現実”に投影され、“心的現実”を生きざるを得なくなっているのです。

その人の“心的現実”を深く理解し、その内容をきちんと受け止めて聴いていくには、心理カウンセラーが身に付けた専門的な知識と聴き方が必要になってくるのです。

(※この例は、実際によくある例を私が分かりやすく創造したもので、決して個人的な内容ではありません。)

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カウンセリングでクライアントさんのお話を聴いて感じるのですが、「自分」と「悩み事」との距離感は人によって違いがあります。

ここで言う「悩み事」とは、気がかりや心配ごと、それに関する気持ちの流れなどを指します。

気がかりや心配ごとが大きくなると不安や恐怖・怒りなどの感情が強まり、「自分」と「悩み事」との距離は近くなり過ぎてしまいます。

その結果その事にとらわれ、また感情に圧倒されて、苦しい状態になってしまいます。

この場合、まず距離をとる工夫をしていくと共に、気がかりや心配ごとが多少大きくなっても、適切な距離をキープできるように心の力をつけていく事も必要でしょう。

逆に悩んでいるのだけれど、その「悩み事」と「自分」との距離感が元々遠い人もいます。

あまり自分の気持ちや内面に触れない、触れても表面的だったりする癖がついている人です。

ですから、ご本人もつらい状況になっている理由がよくわからなかったりすることが多く、思考レベルの解決方法だけを探ろうとする傾向があります。

こういったタイプの人は、自分の内面や気持ちにあまり触れないので、初めはカウンセリングが深まらないことがあります。

しかし、カウンセラー側の働きかけととクライアントさんの努力の相互作用で、もちろん内省が深まり変化してくる人も多くいます。

私たちは普段、仕事や家庭で忙しく、外界との対応に追われることが多いと思います。

ですから、「悩み事」である気がかりや心配ごとは日常生活の「邪魔者」と扱われがちです。

しかし、時にはゆっくりできる時間を作り、自分の内面世界に適度な距離を保って優しく触れ、自分の気持ちや感情の流れを味わってみるのも良いことではないでしょうか。

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前回に“村上春樹の世界と心理療法の共通点”というタイトルで、心にプラスになる本の紹介をしましたが、皆さんは『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読まれたでしょうか?

主人公は過去に深く傷ついた理不尽な出来事を、十数年来誰にも話さなかったエピソードを、彼女に初めて話し、彼女の協力もあって過去と向き合うため、その真相を知る旅に出ます。

彼女からは『記憶をどこかにうまく隠せたとしても、深いところにしっかり沈めたとしても、それがもたらした歴史を消すことはできない』

『歴史は消すことも、作りかえることもできないの。それはあなたという存在を殺すのと同じだから』

『あなたの中で何かがつっかえていて、それが自然な流れを堰き止めているのかもしれない』と言われて…。

やはりカウンセリングでも同じようなプロセスを歩む事が多くあります。

過去の理不尽な出来事、それは親子関係であったり、兄弟姉妹関係であったり、学校でのイジメであったり。

そして、その過去の出来事と向き合う時機というのもあるようです。

今まで誰にも話したくないし分かっても欲しくないと思っていたのに、信頼できる人や専門家には話したくなってきた、と言ってカウンセリングへお見えになる人も多いです。

そして、適切なサポートを受けながら過去と向き合い、少しずつでも固い憎しみの形が変わってきたり、善悪だけでは割り切れない世界を感じ始めたり、自分の中の深い哀しみを認めて受け止められるようになったり。

それこそ、つっかえていた何かが少しずつ取り払われて、自然な流れに変わり、人生や対人関係も新しく楽な方向へと変わっていくのです。

もちろんそのプロセスは簡単ではなかったり、それなりの苦痛を伴ったりするのですが…。

しかし、そのような変化の時機が訪れた時には、信頼できる人や専門家のサポートを受けて見て欲しいところです。

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村上春樹さんの本の世界は、思春期のこころを描いたものが多いですね。

そして、描かれたこころの変化のプロセスは、心理療法でのクライアントさんの変化のプロセスと似ていると感じるケースがあります。

そこで、心理療法と村上春樹さんの世界の共通点を、物語という観点から詳しく浮き彫りにしている本をご紹介します。

思春期のこころを、意識レベルと違う次元で理解するのにもプラスになるはずです。

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前回の、“思考優位な人”と“感情優位な人”の続きです。

思考優位なタイプの人は、 客観的に出来事を捉えることが上手で、論理的にお話することが得意です。それはとても良い点です。

ただ、もし極端な思考優位になってしまっていると気づいたら、その良い点にプラスして、自分の気持ちや感情とつながるように意識しましょう。

思考優位な人は頭で考えるのが得意ですが、気持ちや感情は頭で考えるものではありませんね。
胸やお腹のあたりで感じるものです。

胸やお腹のあたりに心を向けて、自分自身に対して『どう思っているの?』『どう感じているの?』とやさしく聴いてみましょう。

繰り返していくと、胸がザワザワしたりお腹が張ってきたりと、何か反応が出てくるものです。
そして、段々と自分の奥底の気持ちを感じられてくるはずです。

感情優位なタイプの人は、主観的な気持ちを話すことが多く、感情表現やそれに伴う表情が豊かです。それはとても良い点です。

ただ、もし極端な感情優位になってしまっていると気づいたら、その良い点にプラスして、冷静な時に頭で振り返って、表現した内容が本当に言いたいことだったのかを考えて見ましょう。

極端な感情優位な人は、たくさん表現しているのですが、実は本当に言いたいことや望んでいること、素直な表現ができていないことが多いのです。

そして、周りからは甘えているように見えますが、本当に甘えることは下手で、誤解されたり損をしたりしていることが多いものです。

そのコミュニケーションの繰り返しが、慢性的な欲求不満を招き、悪循環になっていきます。

両者の極端なタイプの背景には、「~してはいけない」「~ねばならない」などの観念に縛られていたり、そのままの気持ちや感情を表現することへの不安があったり、クライアントさんの話をよく聴くと無理もない理由があるものです。

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カウンセリングでお話を聴いていると、このクライアントさんは“思考優位なタイプ”とか、“感情優位なタイプ”と感じることがあります。

これらは私見ですが、…

“思考優位なタイプの人”は、冷静に淡々と話す傾向があり、話の内容も客観的に捉えたものが多く、論理的にお話します。

また、自分の気持ちを表す言葉や「あぁっ」「もう!」等といった感嘆詞は少なく、声の抑揚もあまりないのが特徴です。
男性に多いように思うかも知れませんが、女性にも結構多いです。

おそらく出来事を思い出してお話をする時には、心の中でテレビに写っている自分を観るかのようにその場面を思い出している頻度が高いのでしょう。

一方、“感情優位なタイプの人”は、文字通りで感情表現やそれに伴う表情が豊かで、主観的な気持ちをよくお話されます。

こちらは女性に多いように思うかも知れませんが、話を聴いてみると男性にも少なくはありません。

同じように出来事を思い出してお話をする時には、おそらく心の中で過去の自分自身と一体になって場面を思い出している頻度が高いのでしょう。

思考優位か感情優位かはタイプ分けであって、もちろんどちらが良い悪いという事はありません。
ただ、その優位性が極端に傾くと心はバランスを失います。

“極端な思考優位”になると、自分自身を客観視し過ぎるようになって、感情が平坦になります。
よく分からないとか、そもそも無いというような状態になると、現実感や臨場感が希薄になってしまいます。

「テレビに写っている自分を観るように」と書きましたが、度が過ぎると自分も他人と同じように捉えるようになってしまうのです。
そして、切り離された自分の気持ちや感情のエネルギーは“うつ”など病的な表現に変わっていきます。

一方、“極端な感情優位”になると、客観性を失って衝動的になりがちで、自分の気持ちや感情を持て余し、それに振り回されるようになります。

少し距離をとって自分を見られれば、冷静に解決策がわかるはずな事でも混乱してしまいます。

こちらは、主に人間関係でのトラブルとして問題が表面化しやすいです。

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心理カウンセリングと言うと、『自分自身の心と正面から向き合わないといけない』と思いがちです。

そんなイメージから、カウンセリングを受ける事に対して、重く捉え過ぎてしまう人も多いのではないでしょうか?

もちろん、ここぞという時には正面から真剣に向き合う必要もあります。

しかし、同じ心理カウンセリングと言っても、様々なアプローチの仕方があり、私は不必要にクライアントさんへストレスや負担をかけないカウンセリングを心掛けています。

なぜなら、散々悩んできてご相談にお見えになったのですから…

さらに、自分の性格や行動の問題(本当に?)と向き合ったり、ご家族の環境や育て方に問題(本当に?)を見出しても、ただ苦しくなるばかりで、それこそ問題解決には何もプラスに働かないと思うからです。

ご一緒に、問題ではなく解決に向けて話し合い、

できたら、なるべく笑いがあったり…。

最初は小さくても成功体験を重ねて自信を持ってもらったり…。

クライアントさん本人は当然のこととして、必要以外はご家族の誰かを悪者にすることもなく…。

クライアントさん自身やご家族の関係性のプラスな面、すでにできている点に焦点を当てて、良くなっていってもらうのが一番です。

お悩みとしてある問題は、『・・・が問題だからこうなった』と指摘されることや思い込むことによって、本当に問題として形作られていく傾向があります。

そうなると、柔軟な考えは浮かばなくなり、その問題のことしか考えられなくなるはずです。
つまり、解決に向けての考えや行動を取れなくなってしまうのです。

この事は、とても気をつけてもらいたいことですね。

次回は、その点をもう少し分かりやすく書いていきます。

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【カウンセリングの通い方と期間について】

カウンセリングの通い方については、お悩みの内容によって異なります。

今あるお悩みに関して心理的な背景を知りたい、ご家族の方がお子様の状況への心理的アドバイスをして欲しい、といったケースでは、コンサルタント的に一回や数回通って頂くことになります。

気分の落ち込み(うつ)を改善したい、アダルトチルドレンから回復したい、依存と自立の葛藤など心のテーマを乗り越えていきたい、といったケースでは、今まで積み重なったものを変えていく必要があるため、できるかぎり定期的かつ継続的に通って頂くことになります。

定期的とは、クライアントさんの御事情に合わせてで結構なのですが、1週間おき・2週間おき・3週間おき等といった間隔です。気持ちが楽になってきたり状態が良くなってきたりしたら、期間を延ばしていきます。

どれくらいの期間を通えば良いかという質問もよく受けるのですが、これもお悩みの内容や心のテーマの深さによって異なってきます。通常は数カ月、ケースによっては1年以上ということもあります。

もちろん同じ状態が続くのではなく、波があるものの状態が少しずつ改善されながら、また心のテーマも変化しつつ継続していくことになります。

定期的かつ継続的に通って頂きたい理由のひとつには、調子が悪くなってお越し頂いたり、問題がこじれてしまってからお越し頂くと、その時の気持ちを楽にするためだけに、また表面的・対症療法的な解決だけに、限られた時間を費やすことになってしまうからです。

つまり根本的な改善には、もう少し心の深い部分での変化に対するアプローチの機会も必要になってくるのです。

たとえて言うならば、お悩みに関する問題やテーマを毎回のカウンセリング場面で一緒に話し合って、まるで鍋の中に入れて火をかけていくようなものです。
ご一緒に火をかけて温めていき、またそれによって圧力をかけて、心の中の変化を促したり待っていくわけです。

ここであまりにも期間が開いて火の勢いが弱まったり、圧力が抜けてしまったら、期待するような変化が起きにくいのです。

もちろんクライアントさんの御事情に合わせてで結構なのですが、以上の点を頭に入れて頂くと、カウンセリングの効果もより高まるはずです。

(※あくまでもこちらでのカウンセリングについての考え方です。また、診断や専門的ケアは必ずお医者様に受けて下さい。)

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カウンセリングでお話していく中で、しだいに気持ちが落ち着き、また心の整理がついてきた後、お話してきた中での気づきを日常生活で活用して行動を起こしていく時機が訪れます。

しかし、その行動を起こしていく一歩手前で、少し足踏みするケースがよくあります。

気づきを手に入れ、自分自身が変化してきたことを感じてはいるものの、日常生活ではその気づきや変化を実践していないのですから、まだ自信がなくて歩み出すのを躊躇するのです。

また、今までも何度か小さなチャレンジはしてきたものの、いつも失敗に終わってきたということもあるはずです。

そういったことを繰り返すうちに、『自分にはこの問題を解決することができないんだ』という思いやイメージが固まっていることもあります。

チャレンジしても失敗するイメージが強過ぎる時、私たちはあえてチャレンジはしないものです。

実際に足踏みしている段階で、クライアントさんに行動を起こしていく自分をイメージして頂くと、『何だか怖い』とか、『かえって悪いことになりそうな気がする』といった感想を言う人がいます。

漠然とした怖さと不安から、まるでチャレンジして成功するよりも、小さな失敗を繰り返すことを手放さないでいるという感じです。

未だ踏み入れていない問題解決の道を選び、不安や葛藤を味わうよりも、たとえ悪くても今までのバランスを保っている方が、この時点では気持ちは楽であると感じているのです。

しかし、それも当然のことです。

なぜなら、あなたにとって実際にチャレンジしていくこと=新しい意味の行動を起こしていくことは…

いままで経験したことがない状況を体験すること。
いままでの自分とは違うあり方を生きること。

であるからです。

ですから、すごく怖くて不安なのも当然ですね。

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どうしても乗り越えられない今の自分の悩みが、子供のころに負った心の傷や消化しきれていない感情と無意識の世界でつながっていること。

そして、その捉え直しや癒しによって、今の自分の人生が楽な方向や前向きな方向へと変わっていくこと。

そういった事は、心理カウンセリングの世界では決して珍しくないことです。

私がカウンセリングをしていく中でも、なかなか回復しない病状や変わりにくい対人関係の背景に、アダルトチルドレン(AC)を含めた子供の頃の親との習慣化した関係性や家庭の中で受けた心の傷(トラウマ)が大きく影響を及ばしているケースが多くあります。

なかなか回復しない病状とは、何年も繰り返す抑うつ状態たったり、自分に対する強い否定感だったり、人生に対する虚無感や現実感の希薄さだったり…。

変わりにくい対人関係とは、本当は嫌なのに周りの期待にそって振る舞ってしまったり、相手に対してNOと言えず問題を抱え込んでしまったり、不幸を招く依存的な関係から抜け出せなかったり…。

人は、誰かにしてもらった事・与えてもらった事・示してもらった事を、自分の心の中に取り込んで初めて、自分自身に対しても同じことをすることができるようになると言えます。

ですから、生まれ育ってきた関わり合いの環境は、その後の自分自身との関わり合いや他人との人間関係に大きな影響を及ぼすことになります。

関わり合いの中で、たくさんの愛情を受けた人は、自分に対しても愛情をたっぷり向けることができます。

しかし、心を傷つけるような言動や暴力を受けた人は、苦しいながらも結果的に、自分自身に対しても傷つけるように接してしまう傾向があるのです。

そして、そのような悪循環から容易には抜け出せないのです。

自分が関わりあった関係性の世界しか知らないので、それが当たり前になってしまい、自分には幸せになったり楽になったりする権利や資格を感じられない人も多くいます。

幸せになったり楽になったりする状況が少しでも訪れると、何故か居心地が悪くなって自らそれを壊してしまう傾向があります。

たとえ幸せになりたい楽になりたいと思っていても、その方法や変わっていくプロセスが分からない人も多くいるでしょう。

心の傷は必ず癒せるものです。

まずは、今あるそのままの自分を認めながら、そこから楽な方向へ変わりたい自分・主体的な人生を生きたがっている自分を漠然とでも良いですから感じて、その自分を大切にしていきましょう。

そして、自分の心が癒される意味合いや価値を少しずつ膨らませて大きくしていきましょう。

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カウンセリングでお話を聴いていくと、過剰に防衛していた心がやわらかくなって、まず“怒り”を表現するクライアントさんが多くいます。

重い抑うつ状態だったりすると、感情はあまり出てこない、出てきても具体的な想いははっきりせず、ただ涙が出てくるようなつらい状態になります。

ですから、どんな“怒り”であっても表現できるようになってきたこと自体は、心のエネルギーが高まってきた証拠ですし、心が楽になる方向へと動き出したと言えるのです。

両親に対する怒り、自分の置かれていた境遇に対する怒り、会社や上司に対する怒り、などなど。

まず、自分自身を立て直していくためにも、この時点で原因と思われることや災いとなっている対象に対して、自分がそこから心理的に離れていくためにも“怒り”が出てくるのは、当然の心の流れなのかも知れませんね。

その後、怒りがおさまり、心が楽になれればカウンセリングも終結に近づきます。
しかし、怒りがおさまらず心が楽になってこないクライアントさんも多くいます。

そこで、ずっと怒りを持ち続けて被害者でいることは、クライアントさん自身にとっても好ましくないことのため、専門的な聴き方でさらにカウンセリングを進めていきます。

段々と心の力がついて、怒りの対象に対して対峙できるようになってきます。
その事実を主体的に受け止められるようになってきます。

すると、“怒り”に変わって、今度は“悲しみ”が自分の中から湧いてきます。

この時点で悲しくて涙を流すことは、やはりつらい事とは言え、感情が浄化されていく涙になります。そして、そこから心理的に離れ、前へ進んでいく一歩手前であることが多いのです。

このように、抑うつ状態などから感情が出てくる時、まず“怒り”が出てきて、次に“悲しみ”が出てくるという順番があるようです。

つまり、『怒りの感情』の下には『悲しみの感情』があるのです。

付け加えるならば、さらに下には“喜び”や“楽しみ”があるはずです。

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カウンセリングルーム

プロフィール

中村はじめ
1968年生まれ 男性
心理カウンセラー
精神保健福祉士(国家資格)・認定心理士
横浜(個人開業)及び杉並区(メンタルクリニック勤務)を中心に心理カウンセラーとして活動中。

※詳しくはプロフィール

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