Google+ タグ: 理想の記事一覧-横浜こころの森カウンセリング ~ACや抑うつをケアします~

理想の記事

あなたにとっての『普通』とは何でしょうか?

クライエントさんはよく
「こんな自分は普通でないですから」
「こんな症状が出るのは普通でないですよ」
とお話しすることがあります。

『普通』を辞書で調べると、「特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること。それがあたりまえであること。」と書いてあります。

しかし、クライエントさんが使っている『普通』とは、
「他の人は普通であって自分はどこかおかしい」
「他の人は難なくできている。それが普通なのに、自分は症状のせいでうまくできない」

といった意味で使うことが多いのです。

よくある具体例を私が創造して、わかりやすく説明してみましょう。

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Aさんは大学を卒業して会社に就職したばかりの新入社員です。
性格が“まじめ”なのはとても良いところです。しかし、緊張すると“まじめ”も過剰になり、少し強迫的になるところがあるようです。

そんなAさん。とにかく頑張らないと…しっかりやらないと…と思い過ぎたのでしょうか?人前で大事な書類を書こうとすると、何故だか手がいつも震えるようになってしまいました。
(本当に困ってしまいますね。)
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そこで出てくるセリフがまさに、
「こんな症状が出るのは普通でない!」
「同期は普通にできているのに自分だけできない!」
だったりするわけです。

しかも、『普通』でないから『普通』になろうとさらに頑張ってしまうと、リラックスできず逆に緊張感を強めてしまいます。
そして症状を悪化させてしまったり、固定化させてしまう悪循環に陥るのです。

確かに、“症状のあらわれ”や“仕事の結果”(実際には問題ないレベルでできていることが多かったりするのですが…)だけを見れば、『普通』でないのかも知れません。

しかし、新入社員で緊張するのは当たり前のところはありますし、同期の中でも症状で仕事が…とは言わなくても、仕事がうまくできずに悩んでいる人は多いはずです。
そういった意味では、他の人とそんなに変わらないのかも知れません。

もし違いがあるとすれば、『その緊張や不安がある自分を受け入れられているのか?いないのか?』が一番大きいことかも知れません。

「自分は普通でない!」と思い過ぎてしまう時、あなたの『普通』を一度疑ってみましょう。
周りの人や知り合いの心の中はどうなのか?それとなく聞いてみるのも良いでしょう。

自分が思っているより、実は『普通』であるあなた自身に気づくかも知れません。

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あなたは、『劣等感』とは何だと思いますか?

「劣等」とは比較して劣っているということですよね。

たとえば、テストで100点採った人より、70点しか採れなかった人は「劣等」です。
100メートル走を11秒で走る人より、12秒でしか走れない人は「劣等」です。

と書きましたが、何かおかしいですね。

そう! 劣っているという事実は、『点数の低い人の方が劣っている』『足が遅い人の方が劣っている』という価値観(心の中のものさし)があって初めて成り立つことなのです。

昔の日本では、ふくよかな女性が美人の要素だったそうです。
しかし、今はスリムな方が…という風潮がありますね。

このように時代や国や環境によっても、一般的と言われる価値観(心の中のものさし)は異なってきます。

ですから、おのずと『劣っている』という事実も変わってくるのです。
もちろん、人それぞれの価値観(心の中のものさし)によっても。

『劣等感』を持つ人は、劣っている自分を許せず大嫌いです。
劣っているという事実を認めたくありません。

実は、「劣っている」と思うこと自体が『劣等感』なのではなく、「劣っている」ということを認めたくない・許せない心のあり方が『劣等感』なのです。

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村上春樹さんの本の世界は、思春期のこころを描いたものが多いですね。

そして、描かれたこころの変化のプロセスは、心理療法でのクライアントさんの変化のプロセスと似ていると感じるケースがあります。

そこで、心理療法と村上春樹さんの世界の共通点を、物語という観点から詳しく浮き彫りにしている本をご紹介します。

思春期のこころを、意識レベルと違う次元で理解するのにもプラスになるはずです。

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以前に、“劣等感”について2つの記事を書きました。

劣等感の背景にあるもの
“劣等感”の正体とは

今回は、心理学では有名なアドラーの考える“劣等感”についてです。

たとえば勉強が他人よりできない劣等感を持っていて落ち込みがちな人がいるとします。

実際に偏差値で他人と比べて勉強ができないのは事実だとしても、アドラーは比べているのはあくまでも自分自身の理想像(この場合は勉強がもっとできる自分)であると話しています。

つまり、優れていることを目標とする、他人より優れていなければならないと考える優越性の追求が最初にあって、その結果として“劣等感”を持つと考えています。

そして、劣等コンプレックスを持つことによって、チャレンジすることやそれに関する対人関係などの問題と向き合わない、言い訳けに結果的として使っていると話しています。

とても手厳しいですね。
私もいくつも心当たりがあるので耳が痛いです。

しかしアドラーは愛情を込めて、他の人と違おうと無理に思う必要は無く、あなたは今のままで十分いいのだと言っています。

普通(今の自分のままで)であることを受け入れられない、普通(今のままの自分)にしていてはいけないと思うと、人は特別であろう(他人より優れなければならない)とすると説明しています。

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あなたはタイプAの性格傾向に当てはまるでしょうか?

このタイプAの人は、典型的な“うつ”になりやすいと言われています。

タイプAと言われる人は、こんな人が当てはまります。
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Rさんはとても仕事熱心で、目標達成に向けて突き進む中堅サラリーマンです。
会社での評価も高く、とても忙しい部署を任されるくらいです。

責任感も人一倍強く、「他人は何故もっと積極的に仕事をしないのか?」と思っていて、Rさんはいくつもの仕事を抱え込んでいます。そのせいか血圧も高めです。

他人から見れば食事をとるのも話すのも、いつもせわしなく動き、仕事は時間に追われて常に競争しているように見えます。

また、自らストレスの多い生活を好んで、その大きなストレスを自覚せず無理をしているように見えるのです。

(Rさんは私が創造した一般的なタイプAの人です。)

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性格によって同じストレス状況であっても、感じ方や対処の仕方が異なります。
ストレスを強く受けてうまくかわせないと、自律神経やホルモン分泌などに影響を与え免疫力は下がり、特定の身体疾患や抑うつ状態になりやすいのです。

Rさんのような人は、仕事が順調に進んでいる時には好調です。

しかし、目標を失ってしまったり息切れしてしまったりすると、まるで車のガス欠のように心のエネルギーが枯渇してしまって典型的な“うつ”になってしまいます。

そして、自らエスカレートして作り上げてしまった社会的・対人的ハードルの高さに苦しみます。
だから、なかなか回復できなくなります。
たとえ仕事に復帰しても、また同じような状況に陥り、“うつ”を再発させることが多いのです。

もしあなたがタイプA行動パターンに当てはまり、カウンセリングで改善するには次の事が大切です。

まず、あなた自身がタイプA行動パターンであることをよく認識することが大切です。
そしてご一緒に話し合い、ご自分が納得しながら実際の行動そのものを修正していきます。
リラックス法を覚えるのも良いですね。

タイプAのあなたは思考レベルでの理解力は抜群です。
しかし、なかなか行動そのものは変わりにくいでしょう。

実際の行動修正ついては、どうか専門家にお任せ下さい。

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カウンセリングを受けると言うと、
その目標が抽象的で難しい内容になってしまうことがあります。

たとえば…

「同年代の人と同じような社会的に立派な自分になること」
「誰々のように人格を高めること」
「心を強くするために、もっと精神性を高めること」

コンプレックスが強い人や自分は他人と違うという意識の強い人が、上記のような目標を掲げる傾向があります。

もちろん、そういった目標を掲げることは何も悪くないです。
達成出来れば言うこと無しですよね。

ただ、具体的にお話を聴いて見ると…、

「会社で他人の目を気にし過ぎて苦しんでいる」
「夜に考えごとが止まらなくなってよく眠れない」
「昔の嫌なことが頭に出てきて集中できない」

などと実際の生活で困っていることがある訳です。

カウンセリングでは、まずそういった”生活のしづらさ”を楽にしていくことを目標にしていっても良いのです。

その積み重ねで日常生活がし易くなれば、あなたは気持ちも楽になり自信もついて、最終的に目標とする『成りたい自分』へ自然に近づいているはずです。

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「物事をポジティブに捉えられる自分になりたい。」
「ポジティブ思考を身に付けたい。」

私もそう思います。
そうなれたら、やはり人生を前向きに生きられますよね。

そしてカウンセリングには、

「ネガティブにしか考えられない自分が嫌で仕方がない」
「上司にどうしてネガティブにしか考えられないのか?といつも怒られる。自分でもポジティブな自分に変わりたいけど変われない。」

といった内容のご相談が持ち込まれます。

世の中にはポジティブシンキングのハウツー本が溢れる中、こういったお悩みが多いのは不思議ですね。

実は、このようなお悩みでカウンセリングにお見えになるクライエントさんには共通することがあります。

それは、「今現在の自分自身を否定して、ポジティブな自分になりたい」
もしくは、「やはり今現在の自分自身を否定して、ポジティブな自分にならなければならない」と強く思っていることです。

そして、物事をポジティブに捉えられる人というのは、ほとんどネガティブな考えや思いが浮かんでこないはずだと思い込んでいることもあります。

結局のところ、物事をポジティブに捉えられる人と自分とは、まったく違う人種であるように感じ、今現在の自分自身のことが大嫌いなのです。

一方、ポジティブシンキングを上手に利用して、スポーツ界や経営者として成功されている人達がいます。

その人達に共通することは、今現在の自分自身を必ず肯定していることです。

そして習慣として、ネガティブな考えや思いをポジティブな考えや思いへと換える力を身につけているのです。

ネガティブな考えや思いがほとんど浮かんでこないということは、同じ人間としてあり得ません。こころの中で一旦はきちんと受け止めたり、認めたりしているのです。

つまり、まずは自分の中のポジティブもネガティブも両方含めた全体性を肯定している。
その上でポジティブな方向を選んでいるとでも言いましょうか?

と言っても、お悩みになっているクライエントさんに自分自身を肯定するように伝えてもすぐに変われるはずもありません。そこは、やはり専門的なサポートが必要です。

しかし、ひとつ言えることがあります。

それは、あなたの中に在るそれだけ嫌がっているネガティブな部分にも、カウンセラーと一緒によく向き合っていくと、実はけっこうポジティブな部分が見つかるものです。

ネガティブな部分を上手に活かせるようになったら、ポジティブな部分に変わることもあります。

今あなたが思い描いているネガティブな中にも、何かポジティブな要素があるかも知れません。
それを感じられると、ネガティブはもうネガティブでなくなるはずです。

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以前に劇団四季の『キャッツ』を観て、すごく感動しました。

目を見張るダンス、圧倒される歌声、輝いて放射するような表現力。
何だかエネルギーをいっぱいもらえて、心の中がものすごく動いているのを感じました。

感動プロデューサー平野秀典氏は、感動は期待より実感が上回っている状態になった時に心の中から湧き起こると言っています。

本当にその通りだと思います。

さて、カウンセリングでお話を聴くと、うつ病や抑うつ状態になっている人、また長い間お悩みになっている人は、“心のやわらかさ”を失ってその動きがあまり感じられません。

たとえ心の動きがあったとしても、同じところをグルグル回ることを繰り返しいるような硬直した感覚しか伝わってこないのです。

当然、感動するようなことはないか、あっても直ぐに蓋がかぶさってしまうような状態になっています。

先ほどの話と合わせると、期待の方がずいぶん膨れ上がってしまって、自分自身の本来持ち合わせている実感から遠ざかってしまっている状態とも言えるかもしれませんね。
(※うつ病や抑うつ状態の人がすべて当てはまるものではありません)

期待というのは、自分に対してだったり、周りの人に対してだったり、物事に対してであったり、社会に対してだったりするのでしょう。

もちろん期待すること自体がいけないのではなく、その期待を支えている観念や思いにこだわってしまい、逆にその期待に自分が縛られている状態になってしまうから苦しくなるのです。

そうなると現実からどんどん離れてしまい、その観念や思いが一人歩きをしてイメージの世界が膨れ上がっていきます。

不満感や自己不全感が高まります。
心身ともに固まって身動きが取れなくなります。
不安になったり恐くなったりして行動が起こせなくなります。

こうなると自分自身の本来持ち合わせている実感が湧かなくなってくるのです。

きちんと実感が湧くという状態は、実際的・具体的に生きられている状態、つまり比較的ありのままの自分・今の自分を生きられている状態です。

それほど特定の観念や思いにこだわらず、心が自由で心的エネルギーがスムーズに流れている時なのです。

つまり、心に柔軟な動きがある状態です。

そのような心の状態では、心に動きがなくなった状態と違い、日常の小さな出来事や変化に対しても、心は柔軟に動いて感動できるのです。

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自分に自信を持てない、自分を確立できない要因のひとつをご紹介します。

それは『こんなはずではないと思う理想の自分』と『本当は自信がない自分』との間を、自分の心が行ったり来たりすることです。

分かりやすく説明しましょう。

『本当は自信がない自分』とは、劣等感をもっていて自己評価の低い自分です。
自分自身であまり認めたくないので、他人にも見せることはありません。

この『本当は自信がない自分』が強くなり過ぎると、自己愛が傷つき苦しいため人は誰でも心のバランスを保つために、『こんなはずではないと思う理想の自分』を必要とします。

人間はある意味弱いので、仕方なくこうなってしまうところがあります。

現実の延長線上にある『理想の自分』を持つことは、素晴らしい事ですし問題はありません。
しかし、ここで言う『こんなはずではないと思う理想の自分』は、『本当は自信がない自分』に対してバランスを保つためのもので現実とは掛け離れています。

さて、ここで大きな円の中に小さな円をイメージして下さい。

心の中で自分自身が小さな円になったり(本当は自信がない自分=劣等感を抱え自己評価の低い自分)、大きな円になったり(こんなはずではないと思う理想の自分=心のバランスを保つための過大評価の自分)を繰り返してしまう悪循環が作られると問題です。

この循環を繰り返すことによって、現実とさらに掛け離れてしまって、劣等感は強まり自己評価はさらに低下します。
『こんなはずではないと思う理想の自分』は『本当は自信がない自分』のことを責めるようになり、そのギャップはどんどん広がります。

そうなると、自由にさらっと行動を起こせなくなり、常にプレッシャーを感じるようになります。
心の中で自分自身が小さくなったり大きくなったりすることによって、心のエネルギーはたくさん消費していきます。
気持ちは憂うつになり、様々な心因性の症状が現われてくるかも知れません。

これでは、自分自身のことを信じられなくなるのです。
また、確固たる自分を感じられなくなるのです。

こういったお悩みに対しても、カウンセリングでサポートしていきます。

改善していく鍵は、小さい円と大きな円の間にある等身大の自分をいかに感じられたり認められたりすることができるかにかかっています。

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心理カウンセラーをしてきて、ここ何年か自分のテーマとして掲げていることがあります。

それは、クライアントさんに『なるべくストレスをかけずに』、『できるだけ短期間に』、“楽なこころのあり方”や“なりたい自分”になって頂けるようにするには、いったいどんなことができるか?です。

心理カウンセラーなら当たり前のテーマですが、実際に意識し続けて行ってみると、とても深いテーマなのです。

『できるだけ短期間に』と言うのは、カウンセラーが共感や分析するばかりで、何年もカウンセリング通いになって心に変化が起きなければ、プロとして本当に申し訳がありません。

と言って、急激な変化はかえって心のバランスを失ってしまいますから、そんな時は上手に(これもなるべくクライアントさんにストレスなく)ブレーキをかけてあげないといけないのです。

また、心が変わっていくプロセスには、怖さや不安がともなうことが多いのです。
『なるべくストレスをかけずに』と言うのは、新しい自分のあり方を生きる怖さや不安に対して

「そこを生きていく意味合いや価値を一緒に見出したり。」
「確認し合ったり。勇気づけたり。」
「怖さや不安の過度なイメージを、少しでも小さくしたり。」
「実際に経験していく行動のハードルを、無理のないように調整したり。」
「まるで苦行のようになっていたら、ストーリーを替えてあげて、笑いや楽しみの要素をつけ足したり。」

他にもいっぱいありますが、とにかく変化することに対してクライアントさんに『なるべくストレスをかけずに』なのです。

それには、技術はもちろん相当必要なのですが、それを使いこなす知恵や頭の柔軟さが大切だと感じています。

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カウンセリングルーム

プロフィール

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中村はじめ
1968年生まれ 男性
心理カウンセラー
精神保健福祉士(国家資格)・認定心理士
横浜(個人開業)及び杉並区(メンタルクリニック勤務)を中心に心理カウンセラーとして活動中。

※詳しくはプロフィール

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詳しくはこちらをご参照ください。

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