それは本当に自分の問題なのかをよく考えてみよう

「私のせいだ」とか「私が悪いから」と何でも自分に関連付けて落ち込んでしまう人がいます。

この極端な捉え方を認知行動療法では、認知の歪みの一つで“自己関連付け”と呼びます。

その捉え方にはアダルトチルドレンで生育過程からの自己否定が強かったり、アイデンティティーが確立しきれないところで自信が極端に無かったり、自分と他人の境界線が曖昧だったりする心理的背景があるものですが、気持ちに余裕がある時には次のように考えて見ましょう。

「私のせいだ」「私が悪いから」と思ったら、それは本当に自分の(もしくは自分だけの)問題なのかとよく考えて見ましょう。

それはよく考えると他人の問題で変えることができないのかも知れませんし、職場などの環境の問題かも知れません。

たとえ自分が関係していても100%自分のせいではなく、やはり他人や環境の影響がすごく大きかったり今は誰もどうする事もできない問題かも知れません。

また確かに自分自身の問題であったとしても、次に方法を変えたり行動を変えたりすれば済む問題で反省はしても自己否定する必要はないことかも知れません。

もし知識やスキルや経験が足りなかったのなら、これからそれを身に付けていけばいい問題かも知れません。

こうやって問題を自分から一旦分離して考えて見ると、実は100%自分に関連付けて「私のせいだ」「私が悪いから」とまで思い悩むような問題は意外に少ないことに気づくのではないかと思います。

★応援ありがとうございます。さらなる情報提供の励みになります。
人気ブログランキングへ

【カウンセリングご希望の方へ】
“ひとり”で悩まないでご相談下さい。
ご一緒にお悩みやその問題と向き合っていきましょう。
心が楽になって“なりたい自分”にきっと変われるはずです。

タイトルとURLをコピーしました