思考優位な人と感情優位な人

カウンセリングでお話を聴いていると、このクライアントさんは“思考優位なタイプ”とか“感情優位なタイプ”と感じることがあります。

これらは私見ですが、…

“思考優位なタイプの人”は、冷静に淡々と話す傾向があり話の内容も客観的に捉えたものが多く論理的にお話します。

また、自分の気持ちを表す言葉や「あぁっ」「もう!」等といった感嘆詞は少なく声の抑揚もあまりないのが特徴です。
男性に多いように思うかも知れませんが女性にも結構多いです。

出来事を思い出してお話をする時には、頭の中で客観的に自分を観るかのようにその場面を思い出している頻度が高いのかも知れません。

一方、“感情優位なタイプの人”は、文字通りで感情表現やそれに伴う表情が豊かで主観的な気持ちをよくお話されます。

こちらは女性に多いように思うかも知れませんが話を聴いてみると男性にも少なくはありません。

同じように出来事を思い出してお話をする時には、頭の中で過去の自分自身と一体となって場面を思い出している頻度が高いのかも知れません。

思考優位か感情優位かはタイプ分けであって、もちろんどちらが良い悪いという事はありません。
ただその優位性が極端に傾くと心はバランスを失います。

“極端な思考優位”になると、自分自身を客観視し過ぎるようになって感情が平坦になります。
よく分からないとかそもそも無いというような状態になると、現実感や臨場感が希薄になってしまいます。

「客観的に自分を観るように」と書きましたが、度が過ぎると自分も他人と同じように捉えるようになってしまうのかも知れません。
そして切り離された自分の気持ちや感情のエネルギーは不眠やうつ状態など病的な表現に変わっていくこともあります。

一方、“極端な感情優位”になると客観性を失って衝動的になりがちで、自分の気持ちや感情を持て余しそれに振り回されるようになります。

少し距離をとって自分を見られれば冷静に解決策がわかるはずな事でも混乱してしまいます。
こちらは、主に人間関係でのトラブルとして問題が表面化しやすいです。

★応援ありがとうございます。さらなる情報提供の励みになります。
人気ブログランキングへ

【カウンセリングご希望の方へ】
“ひとり”で悩まないでご相談下さい。
ご一緒にお悩みやその問題と向き合っていきましょう。
心が楽になって“なりたい自分”にきっと変われるはずです。

タイトルとURLをコピーしました