意識と無意識は水面に浮かぶ氷山にたとえられる

無意識(普段意識できにくい心)には、どんな特徴があると思いますか?

以前に、意識と無意識を“騎手と馬”にたとえて話しましたが、他にはよく“水面に浮かんでいる氷山”にたとえられます。

このたとえでは、意識とは水面に頭を出した部分を指し、無意識とはその水面下にある部分を指します。

イメージして頂ければわかるように、氷山の水面に出ている部分はほんの一部です。
そして、その水面下にはまるで山の裾野のように広大な部分が隠れているのです。

本当のところは誰も分りませんが、その意識と無意識の比率は、意識が1割くらいで無意識が9割くらいなんて言われています。

意識の下に広大な無意識が横たわっているのですから、無意識の方が強い影響力があるように感じられるかも知れませんね。

その無意識は様々な側面から説明されていますが、産まれてから(産まれる前から?)今までに経験した体験にまつわるすべて、たとえば親や周りの人から教えられたことや言われたこと、その反応や行動、それらの記憶や形成された観念・習慣・感情など、良い悪いを問わずあらゆるものごとが蓄積されているとも言われています。

さらに眠っている時に見る夢は、無意識の断片がイメージとして意識に現れてきたものとも言われ、無意識にはイメージや抽象の世界、創造的活動の源泉、知恵や可能性・感性がぎっしり詰まっているとも言われます。

また夢がそうであるように、無意識には時間という概念がないようです。

このように書くと、過去の出来事が原因で現在悩んでいると強く考える人は、無意識の力の前にとても無力感を感じてしまうでしょう。

しかし、その無意識を統合しているのは意識の力です。

好ましくない記憶や習慣・観念・感情を、自分にとって楽な形に変えていくことができるのも“意識の力”なのです。

また、あなた自身の可能性や知恵・創造性を引き出すことができるのも“意識の力”なのです。

あなた自身の無意識の被害者になることなく、意識の力で上手に無意識をコントロールできるようになれると一番良いですね。

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ご一緒に、お悩みやその問題と向き合っていきましょう。
心が楽になって、“なりたい自分”にきっと変われるはずです。

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